こんばんは。 芳月健太郎です。
Ｗヒューストンが亡くなったホテルの部屋から、
精神安定剤が発見されたそうですね。
またマイケルジャクソンを始め一世を風靡したスターが、
その成功とは裏腹に、心の闇に苦しむ事は珍しくないようで
そこまでの大成功とは言わいまでも、
誰もが知る超優良企業の名の知れた経営者の子供が
身体障害に苦しんでいたり、
超一流スポーツ選手の奥様が早くして亡くなられたり。
一般的に言う成功は、そうなってみたら、
どうも思っていたほど、充実感がないのかもしれません。
話が少し飛んで、禅にそれほど詳しいわけではないですが、
禅のコンセプトは、如何に自我を無くすかです。
自我があるから苦しむ。エゴがあるから周りと衝突したり、
状況をコントロールしようともがいたりする。
禅は、苦しみを手放すには自我を捨てよと教えます。
最近、それがほんの少しだけ、分かってきた気がします。
昔は、自我だらけでした、私。
この仕事はこうすればうまく行くんだ！
皆もこうすれば絶対いいはずだ！・・・
明らかにバランスを欠いた思考・感情・行動で
仕事を回していたと思います。
また、私がうまくいけば行くほど、周囲からの嫉妬や妨害、
陰口、告げ口に苦しみました。
もちろん、それでも成果は出るには出る。
というか出ました。ある時まで。
その成果を糧にして、周囲の嫉妬を乗越え、
自分が納得いくポジションについた時、
ふっと無重力のような感じになりました。
一生懸命登ってきた坂の上には、雲しかないぞ・・あれ？
次に私はどんな坂を登ればいいんだろう？
でも一度登り切った坂を降りるわけにはいきません。
仕事は部下に任せ、自分は次の戦略を練るんだ・・・と
情報を取り、ネットワークを増やし、企画ネタを集めて取り組んできた事が、
段々絵に描いた餅になっていく・・・
正直その頃は、心中穏やかではありませんでした。
というか増大する不安に苛まれるようになりました。
かなり心のバランスを崩したと思います。
そして不本意な移動。
今まで積み上げてきた事は歴史の闇に葬られ、
また一からやり直しです。
誰がどう見てもネガティブですね。
ところが・・
この経験が心を成長させたのでしょうか・・。
家族の絆は強くなりました。
元部下から白けた眼差しで見られるのかと思いきゃ、
前と変わらず接してくれました。
嫉妬や妨害どころか、私が逆境にどう対処するのか、
少なからずのサポートを頂きました。
また、新しい仕事で不慣れながらも、自由もありました。
私は、大スターでも大経営者でもないですが、
振幅の小さなプラスとマイナスが共存している事を感じます。
大成功⇔不慮の死ほど行かずとも、全てはバランスですね。
バランスは何時いかなる時でも、全ての事に作用しています。
余談ですが、Dr.ディマティーニによると、このバランスを取るワークを
最低でも12回はやったほうが良いという事です。
※正式には、「ブレークスルー・エクスペリエンス」というワークです。
日常の様々な出来事で、過度に喜んだり悲しんだりしてアンバランスになる。
そして心をバランスさせて、その出来事をクリアしていく。
次にまた新たなアンバランスさせる何かが起こる。そしてまたバランスを取る。
このクリアした回数が多ければ多いほど、人は成長していくのだと思います。
また、バランスの振幅は人と比較するものではありません。
そんな修羅場は潜っていないから・・などは関係ありません。
あなたの人生とどう向き合い、プラスとマイナスの両面を観て、
それを受容し、その両面がある事に感謝する事こそ大事だと思います。
ついつい、日頃の出来事に感情が上下し、バランスを忘れがちだったのですが、
Ｗヒューストンの悲報が、それを思い出させてくれました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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