地植えの花菖蒲に花芽が付き出しました。
地植え3年目となり、かなり密になってきて昨年より葉丈が明らかに低い。
今年中に土の入れ替えをしなければ連作障害となり、やがて枯れ行く定め、となるのでしょう。
最近はカルスncrのような微生物資材がブームのようで
YouTubeでもよく見かけますね。
カビ系の糸状菌を細菌系の納豆菌や放線菌で抑え込み
連作障害を予防するようです。
私はクワガタ飼育で発生する廃オガクズ、庭木の落ち葉、サボテンの交換土などを再発酵させて再生土を使用しています。
しかし、不完全な発酵堆肥は園芸品種には不都合な糸状菌の発生するのに繋がるようで、大打撃になります。私も鉢植えの花菖蒲でそれに会い、貴重品種も駄目にしています。
本来、鉢植え物は清潔な用土をミックスして培養土を作れば済む話なのですが、それでは面白くありません。失敗も敢えて楽しんでいるのです。
最近知りえた情報なのですが、腐葉土やもみ殻などの有機質の堆肥は花菖蒲には不向きのようです。
前年度の根の生育が、次年度の新芽の伸長に影響することはわかっていますが、微生物を増やして土壌改良されることは花菖蒲には仇となるようです。
直根類の根をもつ花菖蒲の場合、微生物が有機物を分解する際に花菖蒲の根の細胞を利用して分解し、溶かしてしまうそうなのです。
しかし、同じ直根性の朝倉山椒を鉢植えで堆肥を結構混ぜておりますが問題なく育っています。ではなぜ?やはり湿地で自生していた植物ですのでその辺りが違うのかも知れません。
いずれにしても、今年度鉢植えの花菖蒲の生育不良はその辺りが原因のようです。
酸性寄りの鹿沼土、ゼオライト、バーミキュライトで構成すれば良さそうなのですが、それでは面白くないですね〜。