仏像彫刻の帰り、ブッダガールズ・トークのため
都庁横のファミリーレストランで御飯を食べていたら
外を通る人が皆同じ方向を見上げている。
そして携帯でパチリ、と写真を撮っている。
なんだろうー!と気になって一人ずつ見に行ったら
とってもきれいな虹が出ていました。
携帯での撮影なので再現しつくせませんが、くっきり七色の虹で、
半円ぐるりと、弧を描いておりました。
すごく近く、大きく感じた虹でした。
もっと太かったし、鮮やかでした。
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龍笛、苦戦中。
一年前、雅楽会での話。
花梨の龍笛を吹いている女の子がいました。
吹かせてもらったら、その笛は音がちょっと出しづらかったんですね。
(今吹いたらそうでもないのかもしれません)
指導してくださっている禰宜(ねぎ:神主さんの補佐役の方)さんも、
「竹と木の性質は違うから、できれば竹の笛のほうがいい」とおっしゃっていましたが
彼女は
「私はこの笛がいいのっ!」
と愛おしそうにぎゅっと抱きしめていました。
その時は『もっと鳴りやすい笛に替えたらいいんじゃないかな』と
心の中で単純に、思っていました。
しかしその感じが、今の私にはよーくわかるようになりました。
多分、私の笛より音の出やすい笛はある。
律(ピッチ)の整った笛はある。
軽くて持ちやすい笛はある。
より女子向きの笛もある。
より響きやすい笛もある。
それでもこの笛を見てしまったら、
これ以外の笛に、全然、生気というのか魂というのか・・・
「(あの笛以上に)交流できない」と思ってしまった。
篠笛もリシ笛も、何かしら笛を買い始めたころは、いつもこんなことを言ってます。
そのうちきっといつものように、「何がそんなに、苦労やったんかな~」と言うように
なっているに違いない、と思って練習に励んでいます。
なかなか、「これだ!」のポイントがつかめませんです。
石もそうなんですけど、
陳列されている時にはドロドロでも、磨いたらきれいになりそうな
赤毛のアン曰く「想像の余地」のある石には、やたらと惹かれます。
「もしかしたらすっごくピカピカになりそうな予感」という余地。
笛にも、
「もしかしたら、すごくいい音色が鳴りそうな予感」という余地を信じて、楽しみます♪