築地工場さんのアーク炉が真空炉殻内に入っていると言う前提で図面だけ作ったのだそうです。

 一つは真空放電の問題が有って。通常のアーク炉の様に何百Vもかけて同じ絶縁方法では駄目なのです。電圧を下げれば大電流が必要で、電極等の太さに影響します。

 

 後サイズが大きいと聞こえ。普通水冷電極でね。熱効率が落ちると言って頑張ったらしいのですが。単なるカーボン電極で真空炉殻内で交換が有るのだと、電極接続装置等必要で、かなり大きくなるのです。水冷プラズマトーチ等は交換するにしても時々なので、蓋を開けての交換で良く。真空容器がその為に大きければコスト的にかなり痛いです。

 

 大断面キャストにしたいと以前聞こえ。炉蓋もそうなのですが真空容器内でスプレー冷却は出来ません。トップバーナーも出来ません。

 

 である程度小さいと誘導より何が良いかで何も無いはずです。大きくなればなるほど誘導炉は遅くはなるのですが。電気が高いと思うでしょうけど。5t、3000kWと聞こえ、1~2万円/kWのはずで誘導炉のインバーターも、数千万/一基程度の金額です。誘導炉でフリッカーが出なければ、必ずしもアーク炉の電源が安いとも限りません。

 

 後は誘導も坩堝を出したりになるのですが。耐火物補修も工夫が必要でしょうね。特許取ってもデカくて値段が高くて売れないと意味が無いのですが。私のアイデアはアーク炉ベースラインで切り離してベル炉風かな。建屋高さが必要ですが。

 全部引き出さないのと聞こえ。繋げたりが面倒な気がするでしょうけど。分割してベルを抜けないかと思って。そうでないとアーク炉の二倍の高さが建屋クレーンには必要で。そもそも下から、インゴット、炉、電極、電極接続装置が必要で、元々かなりの高さだと思われます。

 

 直径を小さく出来ないのと聞こえ。誘導では垂直落としを考えたのですが。坩堝の交換は取鍋と似たような物ですが。アーク炉のスライディングノズルを保守する必要が有って。その辺がはっきり私には解りません。EBTが可能なので出来るような気もするのですが。

 

 後難しいのはと聞こえ。黒鉛電極を真空チャンバー内で交換する必要が有って、直径が小さいと何処に置いておいて、どう取り換えるかも図面で検討しないといけなくて。高さは絶対に必要なのですが。

 誘導炉は高さ的に誘導炉があって、インゴットが有るだけで。

 

 電極を炉蓋を開けて交換派と聞こえ。そういうあいであね。真空チャンバー内の電極に十分な長さが必要で、ギリギリの長さで交換は出来ません。そういう意味ではやはり背が高くなると思います。ギリギリとは黒鉛電極数センチではなく胴体手腕が持てる長さギリギリよりさらに一回の操業分長くないといけなくて。

 

 直径は深さかと聞こえ。5tだとね。8t/1m3なので、溶鋼の直径は、2mも無いのですけどね。

 

 電気どうすると聞こえ。アルゴンを少し入れたいと聞こえ。清浄度を保とうと思うと流しっぱなし、真空ポンプで引きっぱなしになって、連続焼結炉の焼結室の場合そうです。高合金やシリコンの場合も必要な真空度やアルゴン純度が有るかもしれません。ポンプに扉は必要ですが、引きっぱなしにしなくて済むなら連続焼結炉がとんでもないことになります。

 

 300V真空で出すにはと聞こえ。築地工場さんが大気中で300Vが限界だと聞こえ。絶縁体の厚みで耐圧が変わって来るのです。で小さい炉で特に3相の場合、電極間をそうは離せなくて、それで300Vが限界なのです。日鉄さんが千何百Vなのは直流だからが一つです。恐らく。真空雰囲気で10倍電気が流れやすいと、10倍間隔を取る必要が有り不可能です。

 

 真空炉殻内で傾動出向させたと聞こえ。隣にインゴットが有ると上からの天井クレーンで取り出せるのはそうです。一方真空炉殻の直径は鏡板の厚みとサイズが大きくなり、真空ポンプの容量も無い容積に応じて必要で、真空パッキンも大きな物が必要です。40億と5t炉に予算を付けたのでそういう設計になっているだけだそうです。

 

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