モーターを 説明するね 簡単に

電験3種に落ちちゃったりしていますが。
教科書にまできちんと載っていない、同期モーターと誘導モーターの説明をしますね。
大抵誰しも対策がきちんと出ないと受からないのです。
テストの範囲は広いですからね。


インバーターは誘導モーターに付けても万能ではないのです。


ファンは回転数が下がると、圧力が大抵下がり、モーターのトルクが下がるので省エネなのですが。

圧縮機の様に、一定圧で、回転数を落としてあっても、トルクが一定なら、
誘導モーターは大電流が流れてしまうのです。
誘導電流は周波数が高いほど流れやすい電流なので。

同期モーターは磁石が中に入っており、周りの電線に電流が流れれば、
周波数が低くとも、極論は直流でも、永久磁石と電磁石が、きちんと吸い付くのです。

誘導の方は直流電流に銅が吸い付く。とか聞かないでしょ。

それが理由で、誘導電流より低回転で効率が良いのですが。
いかんせん値段が高く。


同期モーターでインバーター無しはと聞こえてきて。
同期モーターで、インバーターの可変周波数が無いとなると、60Hzでも、滑りが無く回りっぱなしには出来るのですが。
(発電所がそうで60Hzまで、蒸気等で回転数を上げてから電線と接続し、定格運転なので。)
磁石が回っておらず、60Hzの電流を流すと、明らかに滑りが発生してしまうでしょ。

同期モーターで滑りと言うか、1Hz周波数がずれるだけでも、0.5秒後には、永久磁石の動作と逆側方向に電磁石の磁力が働いてしまうのです。
前進方向と、後退方向に、交互に力が働けば、流体等の力に打ち勝って回転数が上がっていく訳がないのです。

誘導の方は、止まっているモーターに、60Hzの電流をいきなり流しても、回転数が上がっていきます。
中身の銅体が滑っても、磁力の向きがずれる訳では無いのです。
中身の銅体にも60Hzの電流が発生し、力がかかるのです。
力の向きは逆にはなりません。

その上で、60Hzと決まっていると、誘導モーターも80%以上の効率が出るのです。