私の最近の診療傾向として
虫歯の治療なるものがほとんどなくなりました。(理想的です)
ダイレクトボンディングも時々しか症例も無くなってきました。(これも理想的です)
患者さんの不幸が無くなってきましたのでほんと理想的な状態になってきましたね。
じゃあ、何してるのかというと
病気ではなく歯根破折など神経取った歯が寿命を迎えた症例に対応することが多いです。
特に失活歯のブリッジは長期的には予後不良なケースが多く
高確率で歯根破折を引き起こします。
患者さんの現在の食生活と咬合崩壊から守るために
インプラントで対処するようなケースが多いです。
右上③4⑤のブリッジの歯根破折のケース
右上4と5に
残存骨も少なかったためショートインプラントで対処。
オールジルコニアのスクリュー固定(単冠)の上部構造。
セラミックを用いたブリッジは若い時はいいのですが
年齢が60~70歳となると(特に神経の処置をした失活歯の場合は)
予後が悪いというのが実感です。![]()

