親族が亡くなると、「準確定申告」というのを、亡くなってから4か月以内にしないといけません。

 

父が亡くなったのは4月15日だったので、8月14日までにしないといけないはずです。

 

が。

 

必要書類がそろったのは今日(8月12日⇐しかも金曜日で、月曜は8月15日)。

 

私の手続きが遅かったからではなく、割と早めに色々やっていたので、多分どなたもこんな感じになるのでは。

 

最後まで揃わなかったのは、国民年金の源泉徴収票でした。

これがないと収入の部分の入力ができないのでなかなかヒヤヒヤ。

 

今日記入を終えて郵送するのですが、届くのは8月15日ですよね~。

まさかそれで「遅れた」とは言われないと思ってますがどうなりますやら。

 

準確定申告は、誰もが必要なものではないようですね。

私は幸い、自分の確定申告も毎年やっていましたし、ここ2年位は父の確定申告の書類も作っていたので、それほど迷わずにできましたが、今まで一度も確定申告したことが無い、という方には結構ハードルが高いのではないかと思います。

 

父は事務作業が得意な人で、書類もわかりやすく保管してありましたし、過去の確定申告書もきちんとファイルしてあったのでその点も楽でした。

 

90過ぎても自分でやっていたのですが、ここ数年コロナで税務署に出向いての申告ができなく(予約すればできるようですが)なっていたので、私が代わりにやっていました。

 

相続関係もおそらく落ち着いたし、これで父の事は終わったのかな?

4か月でやっと一息、というタイミングで初盆を迎えています。

 

 

 

さて、迷ったというのは勿論このことではなく・・・

 

ここにこういう事書くのがどうか、本当にちょっと迷ったんですが、父の死に関して若干不信、というか疑問に思っているところがありまして。

 

実は私、このことに気づいたのは父が亡くなって、葬儀など諸々少し落ち着いてからでした。

死後2週間くらい?いや、1か月後くらいかも。

 

あまりに急な事だったので、気が付かなかったのです。

 

これ、ほんとにデリケートな話、というかワクチンがらみなので本当に少し迷ってますが、とにかく事実だけを書いていきますね。

 

父が入院したのは4月7日(木曜)でした。

元々心不全があって2年程前にペースメーカーも入れていたのですが、短期間に5キロ体重が増えた(むくみが悪化)から病院に行きたい、と言い出したのが発端です。

 

むくんだほかは元気で、その日も病院の後でウチでお昼を食べることを楽しみにしていました。

 

が、診察で「即入院」と言われ、「では、お昼をうちで食べさせて連れてきて良いですか?」と聞いてみましたが、答えはNO。

 

ちなみに私はその病院のすぐ近くに住んでいます。

 

父はそのことを非常に残念がってはいましたが、先生のお話では3週間ほどで退院できるということだったので、「じゃぁ退院したら食べよう」と話していました。

 

ホントに、それくらいいつもと何ら変わらない父でした。

 

以前にもむくみで2~3週間入院したこともあるし、私も全然心配していませんでした。

 

入院の際に、看護師さんに「ワクチンは何回受けられていますか?」と聞かれたので「2回です」と答えたところ「入院する以上、3回目も受けてほしい」と言われました。

 

私はもともとワクチンには疑問を感じていて、実際に亡くなった方の話も割と身近に数人のケースを聞いていたので2回打つことさえ若干反対でした。

 

でも父はサ高住住まいで、父が未接種のままでいるということは住宅の方たちにとっては脅威(?)なんだろう、ということは理解できたので2回は受けてもらうことにしました。

幸い、2回とも何の副反応も無かったし「心配しすぎか」なんて思ってました。
 

私自身も打ちたくはなかったのですが、仕事で会う方たちの安心につながるなら、という感じで2回接種しています。

私も副反応は超軽かったですし、打ってしまった以上「打ったものは悪いもんじゃない!いいもんが入ってきたと信じ込もう!」という感じでした。そして「どうみん割」にも2回もお世話になってます笑。

 

 

少し迷いましたが、父が2回しか受けていないことで他の方に迷惑がかかることがあるなら、それは申し訳ないな、と思ったので「では病院のご判断にお任せします。3回目接種券は近いうちに持ってきます」と答えました。

 

父の部屋にはコロナで入室禁止が続いていたので、あまり行った事がありませんでしたが、接種券はわりとすぐ見つかりました。

 

仕事もあったので、接種券を届けたのは4月9日の土曜日でした。

漢字パズルを解くために、電子辞書を持って来てほしいと電話で言われていたのでそれも同時に届けました。

 

その夜は電話が無かったと思います。(私も忙しくしていたので、「電話しても出れないよ」と言ったかもしれません)

 

その後も電話はありませんでした(入院すると、割と頻繁に電話してくるのですが私が忙しいかも?と思ったのかもしれません)。

 

最後に電話をくれたのは入院した翌日の金曜日で、その時に電子辞書をリクエストされたのだと思います。

 

特に私も心配せず過ごしていたのですが、4月13日(水曜)、仕事中に病院から電話がありました。

 

父の容体が思わしくなく、先生から話があるという事でした。

 

え?と思いましたが、この時点でもまだそれほど心配はしていませんでした。

 

すぐに病院に行き、先生にお話を伺うと「今回は薬が全く効かない。昨日誤嚥をしたのか肺炎を発症したようで発熱がある。このままだと非常に危険な状態」ということでした。

延命についての確認もこの時されました。(延命はしない、ということは前から話していました。)

 

そこでもまだ実感はわかなかったのですが、実はその前夜、ベッドに入るときにふと「あ、お父さん死んだ」と頭に浮かんだんです。

「私なんでそんなこと思うんだろう?」と思って、特に気にせず寝たのですが今思えばそのころから父の命は行ったり来たりだったのかもしれません。

 

先生とお話した後、15分だけ面会して良いというので様子を見に行きました。

確かに辛そうではありますが、なんとなくいつもの父の感じもしました。

どこかが痛いのか辛いのか、唸ってばかりで、酸素マスクもしていたのでイマイチ何を言っているのか聞き取れないまま15分はすぐに過ぎました。

 

看護師さんに促され「じゃぁ帰るよ」と声をかけると、ビックリするほどはっきりと「さようなら!」と大きな声で言われました。

 

今考えると、あれが最後のはっきりした声です。

その時はまだ余裕があって、心の中で「おいおい死ぬのかよ」なんてつっこんでました。あの父が死ぬというのは、私だけでなく父を知る誰もが信じられないような感じだったんです。

 

次の日も仕事中に病院から電話があり「もう危ないから来てほしい。会わせたい人に会わせてほしい」と言われ、さすがに私も覚悟してきました。

 

この日は30分いて良いと言われましたが、父はほぼ唸り声しか上げられず、一生懸命何かを訴えようとするのですが、残念ながら理解できませんでした。とても大きな声で何かを言っていました。

 

会わせたい人に、とは言っても、こんなに長生きすると、もうこんな時に会わせたいほど親しい友達は全員他界されてます。

弟夫婦にだけ連絡し、来てもらいました。(私は既に病室から出されていました)

 

そしてその次の日である15日のお昼ごろ父は息を引き取りました。

 

15日は仕事を休んでいたし、家は病院のすぐそばなので最期には間に合いました。

 

あまりにも急だったし、葬儀や何かで追い立てられるような日々だったので、なんだか葬儀に至ってさえまだあまり実感がありませんでした。

 

何しろもう96目前でしたから、何があっても不思議はないのです。

病院の方たちにはとても丁寧に接して頂いて、本当に感謝です。

 

 

その後はあちこちの手続きや、初七日を過ぎるまで、いやもう少し後まで落ち着いて何かを考える時間はありませんでした。

 

仕事も忙しい時期で、父の事と仕事の事で頭はいっぱいだったと思います。

 

しばらくして、ちょっと落ち着いたころ、ある疑問が浮かびました。

 

そういえば、ワクチン3回目って打ったんだろうか?

打ったとすればいつだったんだろう?

 

父の部屋の引っ越しも大きな仕事でしたが、大量の物を処分したので、私としたことが接種証明も捨ててしまったようなんです。

 

亡くなった人の接種証明なんて絶対要らないと思ったんでしょうし・・・

 

でも、ワクチンの事を考えていたら何だか気になって仕方がなくなってきました。

肺炎を発症したようで発熱をした・・・ってこれはまさか副反応だったんじゃないだろうか。

 

でも、気にしたところで父は帰ってこないし、病院に悪気があるわけもないし、確かめたって仕方がないな、と思って暫く過ごしました。

 

しかし・・・もしもワクチンが引き金だったのなら、私が安易に承諾してしまったのが悪かったんじゃないだろうか?という気がしてきて、だんだん気が気でなくなってきました。

 

あれは5月だったか6月だったか、思い切って病院に電話をしてみました。

答えは「3回目は打っていない」だったので、それを信じようとは思ってはいるのですが・・・

 

すぐに接種してほしいと病院では思っていたようだし、父は病院から電話がくる前日、つまり火曜日まではそんなの悪い状態ではなかったのだろうし、私が接種券を届けたのは土曜日。。。

 

入院患者なんだから、土曜でも日曜でも打てたと思うんです。

 

これ以上追求しようとは思いませんし、一度否定されているのでこれ以上「証拠見せてください!」みたいなことを言いたくはないし、そもそもそんな証拠はないのかもしれないし、このことは忘れようと思ってはいるのですが・・・

 

なんだかいつまでたっても釈然としない気持ちが続きます。

 

私個人としては、長生きが幸せ、とはあまり思っていなくて、父の体もどんどんガタが来ていたから「あの世に行った方が幸せじゃないかな?」なんて思ってはいるんですが、本人がどう思っていたかはわからないので、少し責任みたいなものを感じたりもしています。

 

だからってブログにこんな事書くのってどうなんだろう?とは思ったのですが(ワクチンのことって難しい問題ですからね)、我慢できず、という感じです。

 

父の死は、単純に薬が効かなかったせいだ、と考えるのが一番いいし自然なのだろうとは思っていますが。

 

いつまでもこんな事思っていたって仕方が無いのですけれどもね。


ワクチン接種を迷っている人が身近にいたら、強要することだけは絶対にしないでほしいし、打ってない人を責めるのも絶対にやめてほしいと思ってます。

誰もが自分でよく考えて決めることだと思うし、万が一の時、もし自分が接種を勧めた人に何かあったら耐えられない気持ちになると思います。



さて、明日はお墓参りです。

これからはずーっと一人でお墓参りなんですね〜。毎年半ば日帰り旅行気分なので今年もあちこち寄ってこようと思ってます。

一人は身軽でラク、とも言えますしね!