西暦が2000年になる時、
Y2Kという問題が起こった。
それまでの
コンピューターシステムのなかで
西暦年号を下二桁で管理しているものが
あった。
それが1900年代から
2000年になる時に
システムが誤動作する可能性がある
というものであった。
高度成長期に
今より計算速度が遅いコンピューターで、
動作を速くするため、
扱う桁数を少なくした工夫だった。
システムを作った当初は、
2000年になるまで、
50年程度あったため、
さほど問題にしていなかったのだろう。
ところが、
2000年を目の前にして、
慌ててシステムの改修に走った。
私も、2000年の正月に出勤して、
CAD/CAMシステムのライセンスが
正しく動作しているか確認した。
ライセンスが管理する年が
99から100になったが、
特に大きな問題は起こらなかった。
ところが!
今年のうるう年に
うるう日を考慮していないシステムが
あったそうだ。
なんでも3年前に更新したシステムで、
初めてうるう年を迎えたらしい。
4年後にうるう年があることを
エンジニアが理解していなかった
ということだろうか?
それとも手抜き?
お粗末なこと!
きっと
「100で割り切れて400で割り切れない年はうるう年ではない。」
と、いうことも知らないのだろう。
例えば、
1900年は、うるう年ではなかった。
2100年も、うるう年ではない。
(2000年が特殊だったのかも。)
その頃には
もう生きていないか。笑
もっと勉強しなさい。
と、言いたい。