平安あやかし海賊奇譚(時代小説新人賞最終落選歴あり)

 

 

 

時代伝奇小説。

牛馬走名義。

 

キャッチコピー「腰抜け貴族・小野好古が、藤原純友に立ち向かう!」

 

あらすじ

天慶の乱、それは時の摂関藤原忠平と近い血縁関係にあり、南海道の海賊鎮撫に功のあった藤原純友がその身の内に抱えた不満と、現地で友誼を結んだ者からの合力を求める声に応えて立ち上がった半ば義挙だった。国司受領の横暴はいよいよ横暴を極めていたからだ。 その平定に選ばれたのは先祖こそ武勇に富む者が多いものの、当人はまったく武辺とはほど遠い貴族小野好古。衛府から選ばれることが予想されたために何とか追捕の任を逃れようと足掻いたが無駄だった。だが、そこに一筋の光明が差す。それは乱を求めて都を訪れていた二人の烏天狗だった。彼らが雇われの妖、傭怪となることで好古は武威、と智嚢の両方を手に入れる。さらに二人の武夫を郎党とし好古は西国へと軍勢を率いて旅立つことになる――

 

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