始めに、プログの更新が久々になり申し訳ありません。
更新されないことで体調面などお気遣いいただいたりしておりますが、私は元気でやっております!!
1926年12月25日、「昭和」という時代がスタートした。
たった7日間で終わった短い昭和元年から数えると、今年の12月25日で100年目となった。
来年満 100年を迎えるにあたり、平成以降に生まれた世代にも昭和を知ってもらう様々なイベントが催さ
れるようだ。政府の言葉を借りるなら「昭和の時代は、未曾有の激動と変革、苦難と復興の時代」であった。
それは日本のみならず、地球規模でも温暖化という大きな変動が起きている。
私が子供の頃、日本には五感を揺さぶられるような「春夏秋冬」(泉谷しげる氏の名曲にもありますね)と
いう四季が確かに感じられた。
心地よい風がそよぎ、草木が芽吹くうららかな春。
その芽が青々と茂り、照り付ける日差しとセミの声が騒がしい夏。
青かった葉は徐々に赤や黄色に色づき、大地の恵みに感謝する実りの秋。
賑わいの葉が落ち、冷たい風が吹きつける中でも、雪の美しさや夜の薬とした静けさに趣を感じられる冬。
命は尽きたかのように見えても、内にエネルギーをため込み、また新しい春へと向かうのである。
それが今はどうだろう。春が来たと思えばすぐに気温が上昇、あっという間に夏を迎え、茹だるような灼熱
は秋と言われていた頃まで続くのである。ようやく秋めいてきたと思えば、冬と呼ぶには程違い暖かな師走。
昨日と今日の違いは感じなくとも、確かに地球は変わっている。寂しいことだが、もう子供の頃のような季
節を感じることは難しいのだろう。
季節が変わっていくように、時代も変わっていく。時代が移り行く中で、桑島道場も様々なことがあった。
私は【昭和のチャンピオン】と称され、香川で空手をと大山総裁から直々に命を受け、試行錯誤しながらも
頑張っていく中で、13年前に病に倒れた。思うように体を動かせず意思表示をするのも困難な状態だった
が、決して諦めることはなかった。空手が好きだ!道場生が好きだ!絶対に復活してみせる!という熱い想
いがえることはなかったからである。その強い個念は今も私の原動力であり、この出来事は私を支え続け
てくれる家族や道場生たちとの絆をより強固にしてくれたように思う。
世の中の風潮として、古いやり方や考えは厳選され、排除され、新しいものと取り換えられてしまいがちで
ある。新しい時代には新しい世代の人たちの考えがあり、みんな「今」を生きている。
だが、その今があるのは昔があってとその今である。昭和100年史を回顧するように、今を生きるために過
去から学ぶことも大切である。そして我々のような和世代も、古い考えにとらわれず柔飲に対応していく
必要がある。
道場は、幼年から壮年まで本当に幅広い世代の交流の場となっている。「礼節を重んじ長上を数す」ことは
大切だが、どんな相手とも互いに認め高め合っていける関係であって欲しいと願う。
そして昭和世代は、まだまだ枯れ果てるべきではない!
どんなに時代が変わろうとも、四季が感じられなくなっても、困難に行き詰ることがあったとしても、ただ
それを嘆いていてはいけない。是非、自分の中に新しい春を見つけて欲しい。信念を持ち、精一杯力をため
込んで、でっかい花を咲かせようではないか。
「今」という輝かしい時代を生きているのだから、楽しく、楽しく、楽しく♪
1988年 11月20日 第20回全日本大会優勝








































