2008年4月〜2009年2月


36歳で無職になりました。

貯金はわずか、失業保険もありません。

再就職の目処もありません。


困りました。


しかし、人間行き詰まると必死に考えます。


そこで、お役所に支払ってきたお金に注目し、取り返せることに気が付きました。


1.所得税の算出根拠となっている年収が昨年のものではなく一昨年のもので計算されていたことに気付く。(転職時の書類引き継ぎミスによるもの)


2.前回の1年3ヶ月に及ぶ無職期間の国民健康保険料を請求額(月額5万円弱)どおり支払っていたが、実は失業者に対する減額措置があることを知った。


上記2点について、書類を持って役所に掛け合ったところ、約50万円を返金してもらえることになり、とりあえず一息つきました。



日本人の多くがそうであるように、僕も役所のやることに対して疑いの目を向けることはありませんでした。


しかし現実は、役所はむしり取るばかりで、働きかけてこない無知な弱者は見殺しにするということがよく分かりました。


お上のお達しに盲目的に従うという国民性が、日本の発展を支えてきた原動力の一つだとは思いますが、何事にも疑問を持ち知識を持って自己防衛することは大切です。

ネット社会、いくらでも情報収集はできます。


たくましくなったと言うか、ひねくれたと言うか、普通にサラリーマンをやっていたら湧いてこなかった発想です。


そんなことをしながらも、就職活動に励んでいたのですが、世の中を一変させる事件が起きてしまいます。


リーマン・ショックです。


世の中真っ逆さま。

僕も真っ逆さま。


再就職への道はますます険しくなり、とりあえず何らかの収入を確保しなければ生活できなくなることが確実な状況になりました。


37歳でのフリーターデビューです。