前回のブログで脳幹を調べ、流れで脳下垂体を検索していました。


下垂体腫瘍に対してのオペで

「内視鏡下経鼻経蝶形骨洞手術」の記述が✍

(片側の鼻腔を介して内視鏡下で行う方法。トルコ鞍に到達し腫瘍を摘出する)

トルコ鞍:下垂体が入っている凹のこと


青い矢印が内視鏡を入れる箇所

オペの図を見ながら思い出した😆


蝶形骨の中央の凹(トルコ鞍の下垂体窩)に、小指の先くらいの下垂体は脳からぶら下がって収納されているんだ!


ホルモンバランスの司令塔であり、生命活動維持に重要な役割を司っている脳下垂体をすっぽり収納している蝶形骨って凄い重要です!



  蝶形骨のすごいとこ


・蝶形骨が動くことで脳下垂体が刺激され活性化

様々なホルモンバランスを整えてくれる

幸せホルモンと言われるオキシトシンも(*´∀`*)🩷



・頭の真ん中辺り、頭蓋骨横に貫くように蝶ちょうちょの形をした骨


頭蓋骨を構成する22個の骨のうち14個の骨と連結しているドクロ

:鋤骨、篩骨、前頭骨、後頭骨、頭頂骨(左右)、側頭骨(左右)、頬骨(左右)、口蓋骨(左右)、上顎

下図の各部位に大きく関与


医療情報科学研究所 岡庭 豊
からだがみえる 人体の構造と機能 
第1版より



・頭蓋骨底部を構成

柔らかいかい脳のお皿の役割

頭蓋骨の中心の骨なので、蝶形骨が動くことで、頭蓋骨全体が連動して動く

蝶形骨に歪みがないと、脳脊髄液の循環も正常に保てる



・蝶形骨から出ている筋膜が、横隔膜や仙骨まで繋がっているので、呼吸や姿勢にも影響大

目が疲れて緊張すると蝶形骨が緊張し横隔膜も硬くなる)



・脳幹乗せてるから脳幹の働きを調整

視覚、聴覚、意識、呼吸、循環



  蝶形骨を整えると


脳が刺激され五感も活性化し、平衡感覚・判断力・反射神経も活性化し、そこからつながる背骨も様々な神経が活性され、関連する筋肉・血行・神経・ホルモン・内臓が整うように調整される。 「蝶形骨を整えれば身体の全てが整う」と言われる程大切な骨です!



  セルフケア


耳を3ミリ頭から引き離すように、軽く後ろ方向に引っ張る。

耳が付いている側頭骨を横に引っ張ることによって、蝶形骨がいる空間が広くなり、蝶形骨が前後左右上下どこにも偏ることのない位置になる。



簡単ですが、蝶形骨さんの凄さ、伝わったかな🙏