猿田彦神社【終庚申祭】
福岡市早良区藤崎にある
猿田彦神社の庚申祭へ向っています。
庚申祭は庚申(かのえさる)の日に行われます。
これは中国から伝わった六十干支(ろくじっかんし)という暦による
十干と十二支を組み合わせた干支で
60日周期となっており、年に6回か7回の庚申祭が執り行われています。
この日(11月8日)は、
年の最後の終(しまい)庚申祭です。
手水舎
由緒
古文献によると、八世紀後半の平安初期の頃、
我が国に中国より伝わった庚申信仰(こうしんしんこう)が 宮廷貴族の間に拡まり、
鎌倉、南北朝、室町時代をへて、 徳川時代には世の落着きとともに
庶民の間にも庚申信仰の隆盛をみ、 庚申待行事が盛んに行われる様になりましたが、
幕府の崩壊と共に自然に行われなくなり今日に至っています。
猿田彦神社の勧請年月は詳かではありませんが、
参道入り口の両側に遺された鳥居の石柱に
正徳三年(1713年)正月二十一日再建の刻印が見られましたが
現在は風化して歳正月二十一日の刻印のみが見られます。
拝 殿
御祭神:猿田彦大神
御利益
交通安全、厄除開運、商売繁盛、出世開運 学業成就、合格成就、恋愛成就、縁結びなど
御神木
本 殿
本殿裏の庚申塚
猿面
博多人形の職人がひとつひとつ手作りで納めています。
玄関の外壁に掛けることで、災難を避け幸福をもたらすと言われています。
猿は木から落ちないため、
受験生の合格祈願として猿面を受けられる方々も多いそうです。
鎮座地
福岡県福岡市早良区藤崎1丁目1-41