草部吉見神社・日子八井命神陵

 

 

 

 

 

 

草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)は、

鵜戸神社(宮崎県)、貫前神社(群馬県)とともに日本三大下り宮の一社 

 

 

 


 

 

主祭神は日子八井命で、
ほか健磐龍命、阿蘇都比咩命など十二神を併せ祀る。

 

神楽殿

夏と秋には例大祭が行われ、

神楽殿で岩戸系の神楽である「草部吉見神楽」三十三座が奉納されます。

 

 

手水舎

 



拝 殿

 

日子八井命は、神武天皇の六十九年、
東征の時、日向高千穂より草部に入られ、
しばらく川走の窟に住んだのち、
今の草部吉見神社の所にあつた池を干し宮居を定めた。

このとき襲ってきた大蛇を斬り、焼いた。
大蛇が血を流しながら逃げて行つた所を血引原(現地引原)、
焼かれた所を灰原と言い、今もこの地名が残つています。

 


 

 

 

大蛇の棲んでいた「吉ノ池」の水を東の谷に流し、
池を埋め立て宮殿を建てられ、
屋根や壁を草で葺かれた故事から地名を「草壁」と言い、
後に「草部(くさかべ)」に改められたと言われています。

創建は阿蘇神社よりも古く、宮居を定められたその翌年、
健磐龍命が下向して来ると迎え、
請われて姫を健磐龍命の妃にされた。

この姫が 阿蘇都比咩であり、
日子八井命は健磐龍命と力を併せ、
内には九州鎮護、外には東征という
朝廷の国土統一事業の一翼を担われた。

旧社格:郷社。

 

 


 

 

 

御祭神

一の宮:日子八井命 (ヒコヤイノミコト)

神武天皇第一皇子、草部吉見神または國龍神とも別称す。 

 

二の宮:比咩御子命 

日子八井命の妃 

 

三の宮:天彦命、四の宮:天比咩命

五の宮:阿蘇都彦命、六の宮:阿蘇都比咩命 

七の宮:新彦命、八の宮:彌比咩命、九の宮:速瓶玉命 

十の宮:若彦命、十一の宮:新比咩命、十二の宮:彦御子命 

 

 

 

 

 

ご利益
縁結び、厄除け、五穀豊穣、健康長寿、
農業守護、家業繁栄、学業成就、ボケ封じなど

 

 

 

本 殿

 

 

本殿左側
脇障子の彫刻(鷲と猿)

 

 

 

立派な龍の彫刻

 

 

 

本殿右側、脇障子の彫刻

 

 

 

本殿右側、龍の彫刻

 

 

 

塩井社

 

 

塩井社の祭神はわかりませんでしたが、一般的には
水の女神『罔象女神』『瀬織津姫』を祀っていると思われます。

 

 

 

不老長寿の水

 

 

御塩井

 

吉ノ池(八功徳水)

 

 

 

御神木

 

 

 

御祭神 日子八井命の御神陵へ向います。

 

 

 

 

 

 

 

草部吉見山陵 日子八井命御陵(陵墓参考地)

この山陵を俗に御明様(おあきさま)という

 

 

吉見大神『日子八井命』の神陵は約10アール。
9m✕8mの玉垣がめぐらされています。

 

 

 

鎮座地 

熊本県阿蘇郡高森町草部2175