高良大社の末社 伊勢天照御祖神社

 

 

 

伊勢天照御祖神社は、高良大社の参道沿いに
鎮座されている高良大社の末社です。

 

古くは現・御井小学校「伊勢の井」付近にあったが、
元禄年中(1688-1703)この地に遷座されたそうです。

 

 

「延喜式神名帳」には、筑後国大小四座のうちの一社で、

いわゆる「式内」の古社です。

 

 

天慶7年(944)の『筑後国内神名帳』には、
「正五位下伊勢天照名神」とあり、

桓武天皇の延暦3年(784)9月、

国司藤原易興の受奏によって、

伊勢国山田原(宇治山田、現伊勢市)より遷座、
神貢57束が奉られたと伝えられています。

 

 

祭神:天照大神

 

八幡宮

天満宮

 

左右の境内社(八幡宮・天満宮)も、古くから
高良山内に祀られていたものを、ここの遷したそうです。 

 

『延喜式』神名帳は、筑後国三井郡三座のうちに
「伊勢天照国照御祖神社」を記すが、

御井町の高良大社の末社と大石町の
「伊勢天照御祖神社」に比定が分かれました。

 

大石町の伊勢天照御祖神社

 

ニギハヤヒノミコトを祀る 伊勢天照御祖神社

 

鎮座地

福岡県久留米市御井町