彦嶽宮 上宮へ行きます。
彦嶽宮は、山の麓にある下宮、山の中腹にある中宮、
山の頂上にある上宮の3つがあります。
宮司さんに、
「中宮へは車で登れますか?」と聞いたら、
詳しく説明していただいたのですが、
中宮を見つけられませんでした。
中宮祭神
月夜見神・彦火火出見神
中宮へは登山道を登って
参拝するコースがいいみたいです。
離合出来ない荒れた細い山道をのぼります。
ここの山は彦岳といいます。
俗に権現山と呼ばれています。
昔、この頂上に姫龍神を祀る彦岳権現宮があり、
この山の2里四方は神領だったといわれています。
伝説 ~彦岳と不動岩の首引き~
この権現と三玉地区にある不動岩とは異母兄弟で、
母は実子の不動岩を可愛がっていました。
日常の食べ物も不動岩に小豆を、
権見には大豆を与えていました。
ある日、母は双方に首引きをするように命じ、
勝った方に大昔から伝わる、水、火、土の
三つの玉を授けるといました。
そこでお互いは首に縄をかけ、引き合いましたが、
大豆を食べていた権現の力が強く、
不動岩の首は飛んで久原山の麓に落ちました。
首根からは血が流れでて、
三玉地区の土は赤土になってしまいました。
首引きで両方から力一杯に踏ん張ったので、
足下の土はむくむくとうず高く盛り上がり、
首引きの縄の間にそびえ立ち、縄にこすられて、揺るぎだしました。
この土の山は「揺ぎ岳」と名付けられ、
頂上には縄でこすれた、二筋の凹みが残っています。
古くから竜神のすがたは一つの玉を咥え、二つの玉を
各々つかんでいますが、それは、権現の勝利を
あらわしたものと、言い伝えられています。
上宮祭神
伊弉諾神・伊弉冉神・事解男神・速玉男神
合殿
天児屋根神・経津主神・武槌神
底筒男神・中筒男神・表筒男神