鍋田横穴群【国指定史跡】【熊本県山鹿市】

 

 

 

 

水遊び公園として整備されていて、

遊歩道もあって自由に見学することができます。

 

岩野川

 

 

鍋田横穴群は、古墳時代後期(今から約1400年前)、
熊本県北部を流れる菊池川の支流の岩野川に沿った
崖面に作られた群集墓です。

 

 

阿蘇大噴火でできた溶岩(阿蘇凝結熔解岩)が露頭した場所があり、

古墳時代の人々はここに横穴を掘って、墓としました。

約500メートルの間に確認されているだけで総数61基。

そのうちの12基の外壁には、
色々なモチーフの装飾がほどこされています。

 

 

その中で、最も規模が大きく、壁面に被葬者の生前の様子を
語りかけてくるようなレリーフを持つお墓が、この27号墓です。

2重の飾り縁をもち、墓室は奥行き2m、幅2.5m

 

 

両手足を広げた人物像、剣、鞆(とも)、刀子や矢を入れた
大小の靫(ゆぎ)、馬、盾などの絵が彫られています。

 

私が小学生の時に読んだ本(オカルト系)に、

この両手足を広げた人物像を

古代に地球を訪れた宇宙人を描いたもの

と書かれてました。爆  笑

 

 

山鹿市内では、

このほか長岩横穴群や城横穴群など多数の横穴群が点在していますが、

鍋田横穴は全国の装飾横穴の代表格といわれています。

 

所在地:熊本県山鹿市鍋田