不動岩【熊本県のパワースポット】

 

不動岩は 熊本県山鹿市三玉地区蒲生の山中に立つ3つの奇岩。

標高389メートルの山の中腹から頂上にかけ、

前不動・中不動・後不動の三つの巨岩から構成されます。びっくり

 

 

前不動・中不動

後不動

 

5億年以上も前の古生代(オルドビス紀)
の『変はんれい岩』からできたものだそうです。

 

この変はんれい岩が気の遠くなる年月をかけて崩れて
海に流され、海水に洗われ丸い小石や砂(さざれ石)になり、

海底に厚く積み重なって強い圧力を受け岩磐となり、
その周囲が削り取られて、国歌「君が代」の歌詞にある
「さざれ石の巌(いわお)」となったものが不動岩だそうです。

 

 

前不動は、高さ約80メートル、根回り100メートルびっくり

 

 

「みいくさの 神の姿を仰ぐかな 平伏す岩は まつろえる神」
という古歌が残っています。

 

不動岩の雄々しくそそり立つ様が、いかにも男性の力と美を
全身にみなぎらせたような姿ではないか、という意味です。

 

【不動岩の名前の由来】
平安時代、山伏たちがこの山中にこもり、
不動明王を本尊として祀り修行したことに由来します。

 

不動神社

 

不動神社は、天災で一度崩壊したため
新しく再建されています。

 

不動明王の顔が欠けてます。ガーン

 

2015年撮影

 

不動岩にまつわる伝説

 

山鹿市三岳の彦岳と不動岩は異母兄弟で、
母は実子の不動岩を可愛がっていた。

 

ある日、母は『首引きをして勝った者に
宝物の3つの玉を与える』と約束した。

 

そこで二人は一生懸命力をふりしぼって戦ったところ、
彦岳の方が強く、不動岩の首が一ツ目神社の上の丘に

飛んでいってしまった。

 

これが、今の『首石』であり、
その時の出血で三玉の土は赤土となった。

 

首引きの時、二人の力で
土が盛り上がってできた山が今の震岳であり、

この山の頂上の2つの凹地は
首引きの際の縄跡であると言われています。