阿蘇神社は、神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した

健磐龍命(タケイワタツノミコト)をはじめ家族神12神を祀り、

2000年以上の歴史を有する古社です。

古来、阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、

肥後国一の宮として崇敬をあつめてきました。

 

式内社(名神大社1社、小社1社)、肥後国一宮。

旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。

全国に約450社ある「阿蘇神社」の総本社です。

 

古代からの有力氏族である阿蘇氏が大宮司を務め、

現在も末裔である阿蘇治隆が大宮司を務める。

 

阿蘇神社は全国的にも珍しい横参道で、参道が拝殿に向かわず、

阿蘇山(高岳/中岳)に向かって拝殿を横(西方)に真っ直ぐ南方に

伸びています。

 

又、阿蘇山-阿蘇神社の北方の延長上に国造神社があります。

この阿蘇山-阿蘇神社-国造神社の南北の一直線を

聖なるラインという人もいます。

 

孝霊天皇(第7代)9年6月、健磐龍命の子で、

のちに初代阿蘇国造となる速瓶玉命(十一宮)が、

両親を祀ったのに始まると伝える。

 

神殿や楼門などの6棟は国重要文化財に指定されています。

中でも楼門は九州最大の規模を誇り、

「日本三大楼門」の一つともいわれます。

平成28年熊本地震により楼門が倒壊し、また拝殿が倒壊するなど、

重文以外の社殿についても甚大な被害を受け、

これらの建物は平成34年度の完了を目指して現在工事が

進められています。

 

一の神殿(男神)

一宮:健磐龍命(阿蘇都彦命) - 初代神武天皇の孫。

三宮:國龍神 - 阿蘇都比咩命の父で、神武天皇の子。別名草部吉見神。

五宮:彦御子神 - 健磐龍命の孫。

七宮:新彦神 - 國龍神の子。

九宮:若彦神 - 新彦神の子。

 

二の神殿(女神)

二宮:阿蘇都比咩命 - 健磐龍命の妃。國龍神の娘。

四宮:比咩御子神 - 國龍神の妃。

六宮:若比咩神 - 彦御子神の妃。

八宮:新比咩神 - 新彦神の娘。

十宮:彌比咩神 - 新彦神の妃。

 

三の神殿(男神)

十一宮:國造速瓶玉神 - 健磐龍命の子。初代阿蘇国造。

十二宮:金凝神 - 健磐龍命の叔父。第2代綏靖天皇。

 

以上の12柱の神を祀り、阿蘇十二明神と総称される。

 

鎮座地

熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1

 

熊本のパワースポット 阿蘇神社【熊本県阿蘇市】