昨年の冬から今年の春に掛けて、材割で出した沢山の幼虫達。
丁度一通り羽化、蛹化して来たので、そのご報告です🎵
■コクワガタ
コクワと判断した幼虫は、ほぼ100%、コクワで羽化しました。
お持ち帰りした中には大きな幼虫がいたので少し期待していましたが...
最大はこの個体で、47mm。
材割り個体にしては、まあまあかな?
判別不能の怪しい初齢は、ほぼコクワでした。
コクワはとにかく羽化までが早いです。
そりゃ増えるわけですよ(-"-;A
<コクワガタ 同定率 : 90%位?>
■スジクワガタ
スジクワと判定した幼虫は、全部で8頭程。
そのほとんどがスジクワとして羽化してきました。
割と大き目の幼虫でも、30mmにすら全く届かず。
材割時に結構な数を見かけましたが、みんな小さいんですよね。
♀も何頭か羽化してきました。
スジクワガタは標高300m~1000mとかなり広範囲で見かけました。
大きな個体もどこかしらにいるはずなので、今後は35mmUPの♂を採りたいです!
なお、2頭程同定ミスがあり、うち1頭はコクワでした。
もう1頭はなんと…
まさかのミヤマの♂幼虫でした(笑)
どうやらスジクワの3齢と、ミヤマの2齢を間違えたみたい。
フィールドでも少し迷うことがあったんですよね…(゚ー゚;A
(私だけ??)
この点は今後の課題になりそうです。
<スジクワガタ 同定率 : 75%>
■ノコギリクワガタ
ノコギリは標高0m~500m位の範囲で採集。
平地の雑木林や河川敷、山間部のミヤマポイント等です。
この幼虫が一番判別しやすかったです。
とにかく派手なオレンジのデカイ頭が目立ちまくり。
幼虫の見た目では一番好きかも?❤️
ノコギリと同定した幼虫は、100%ノコギリで羽化してきました♪
13gで70mmが羽化した例もあるようなので、♂幼虫を持ち帰るなら少なくとも10gは欲しい!
材割でも大きな個体に出会いたいです!
(*^-^)
<ノコギリクワガタ 同定率 : 100%>
■ヒラタクワガタ
数か月前、材割の記事を書いた時点では、ヒラタっぽい幼虫?
としていた♀幼虫が数頭おりました。
結局ヒラタだと確信は持てなかったんですよね。
(今でも画像の幼虫がヒラタか不確定です)
結果はというと…
ちゃ~んとヒラタで羽化してくれました♪
もう1頭、こちらも♀で羽化。
いや~、てっきりダメだと思っていましたが、採れていたんですね(゚ー゚;A
いずれもヒラタが樹液採集できた場所のすぐ近くで出した幼虫です。
どちらもコクワガタが沢山いる朽木に、1頭だけ入っていました。
神奈川だとヒラタ(幼虫)マンション材を掘り当てるのは難しいのかも?
それと、結局成虫や♂幼虫は割り出せなかったので、今年も少し頑張ってみます!
55mmUPの♂が材から出てきたら楽しいだろうなぁ…(*´ω`*)
<ヒラタクワガタ 同定率 : 約50%>
■オオクワガタ
オオクワガタは冬場山梨県にて、画像の♂3齢と別の日に2齢数頭を割り出しました。
3齢の方はまあ確定、2齢達も3齢になった時点でアーチがありましたので、こちらも確定。
結果は…
羽が出ちゃっていますが、ちゃんとオオクワガタで羽化してくれました♪(*^-^*)
初めて材割で採集した個体なので、とにかく無事に羽化してくれて良かったです。
はみ出していた羽はカットしてみました。
サイズの方は57mm程ですが、一応大歯です!
この幼虫だけは絶対に羽化して欲しかったので、本当にほっとしました(゚ー゚;A
♀も1頭羽化しています。
他の幼虫も蛹になり、オオクワであることを確認。
ちなみに一緒に採集した、種類不明の初齢はコクワやアカアシで羽化。
2齢の識別も、一緒に採集したMさんがいなかったら不明幼虫扱いだったかと。
なので、「少しだけ判別できるかな?」くらいに思っています。
オオクワは今後、成虫での割出と、新ポイントの開拓が目標になりそうです。
<オオクワガタ 同定率 : 50%位>
以上です!
今シーズンも節度を持って、程々に楽しみたいです(^o^)
次回は「材割幼虫 その後 (山間部編)」になります。