ダンナは躁うつ病(双極性障害1型)
閉鎖病棟から退院してきましたが…
軽躁になり、希望入院しました。
精神科の閉鎖病棟で
隔離され、拘束されて
治療を受けて
鎮静化したダンナ!
やっと面会できました。
閉鎖病棟から歩いてきた
ダンナは
トボトボと生気がなく
うつむき加減でした。
表情は私を見ても無です。
対面の椅子に座りました。
私はいつも通り!!
楽しそうに!!
明るく!!
と、自分に言い聞かせて
ここに座りました。
うつむいているだけのダンナに
話しかけます。
「ご飯はちゃんと食べてる?」
ダンナ「、、、」
「体調は?キツくない?」
ダンナ「、、、」
うなずく事もなく
首を振る事もありません。
拘束の跡でしょうか?
両手首に青紫のアザが
みえます。
点滴の跡も紫色になってます。
隔離されて扉をたたき
続けたのしょう…
傷跡が残ってます。
オデコもアザ
、、、
そうとう暴れたんやろな?
と、思いました。
ダンナに聞きました。
「そうとう暴れたやろ?
アザだらけやんか!
どないしたら、そないなるん?」
と、笑っていいました。
この時は顔を上げて
何か話したそうでした。
私もチーーンとなって
暗い話しをしても
しかたない気がしました。
話しはしたくないのかな?
と思いました。
それでも答えが返ってこない
のに話し続けました。
ダンナが反応したのは
娘の話しでした。
「娘が、パパ、パパ!と
言って、家中探してるよ。
ご飯をしっかりたべて
お薬はちゃんと飲んでね。
帰る家は、いつでもあるから
今は、あせらず家の事は気にせんと
治療受けてね!」
ダンナが初めて
こちらを見ました。
初めて話しました。
小さな声で
「ごめんね!」
これだけ言って
閉鎖病棟に戻っていきました。
謝らんでええのに、、、
丸くなった背中が泣いていたように
思いました。
無になっていても
わかっているんだ!
と思いました。