元気な頃のダンナは本人が言うには体内時計(5時)に起床してました。
イリコの出汁で味噌汁を作るのが習慣で嫁が来てもこれだけはゆずりませんでした。
ある日突然、朝が起きれなくなり、体内時計が壊れてしもたのです…

  何日も何日も起きれません
  会社も10年間無遅刻無欠勤
  それがずっと無断欠勤してます。

今日はやーーっと起きてきた夕方の会話です。

 夕方、ダンナは何も言わず静かに部屋の戸が開きました。
ここで私がおはよう!
と言うとそのまま戸を閉めてまた閉じこもってしまうのです…

黙って別の部屋で様子を見ていると
慌ててトイレに行きました。
背中を丸くしてお味噌汁を
温めて、仕事用に私が作ったお弁当を
必死に食べ出しました。

その時を見逃さず話しかけました。
「体調悪いの?何があったの」
ダンナ
「、、、」
「仕事、社長が心配してたよ。私が送迎するから行ってみようか?」
ダンナ
「、、、」
沈黙が続いた後
「明日行ってみようかな」とポツリ

ええ!ホンマに?!行ってくれるん?

いつも何を聞いても無言だったのに

何十日ぶり?
久しぶりに聞いた言葉でした。
私は心の中でバンザーイをしました。

お弁当もきれいに食べてしまいました。
起きれなくてもとても食欲はあるのです…
🍱




  読んでいただきありがとうございます。
  双極性障害(躁鬱病)を発症したダンナ
  との壮絶でもあり、辛いのですが…
  前向きに生きる嫁の実話です。
  寒い冬は鬱
  春から夏は躁
  この症状を何年も繰り返し見てきた記録
  を綴ってます。今は過去の日記をもとづい
  てます。
  内容がわかりづらい方は最初から見て頂け
  たら幸いです。