彼女の深く広い

今もずっと

その中で僕は生きてる


ありのままの自分で





僕は彼女と出会い

時の価値が変わりました




出会うまでは

時に対する価値なんて気にせず

お金も、時間も無駄に使い

心や身体も気にせずその日暮らし


明日のことなんて

何も考えてなかった


というか

1時間先ですら

考えようともしてなかった


何も変えようしてなかったんです

本当は変えたいのに


無駄に過ごす時を知ってて放置した



そんな人生を生きる中でも

どうしても欲しかったモノ

手に入れたけど手放したモノがある




それは



時計


どうしても欲しくて

買ったけど

生活の為に売った腕時計



バカですよね…

でも、それしか生きる術がなかった


後悔したけど

またいつか手に入れる。と手放した



すごく魅力的で

一目惚れした腕時計

またいつか必ず手に入れると誓い

自分が生きる事を選んだ



 


彼女と出会い付き合い

そんな過去の話も勿論した


生活に余裕が出来たら

いつか買おうね


と、約束し

また頑張ろうと思えた



そんな日々の中で

僕の誕生日が近付いてきた


何が欲しい??と彼女に聞かれたけど


生活に余裕はまだ無いし

ちょっと良い下着でいいよって答えました


本当は欲しいモノだらけだけど

そんな事言えるわけもないし

いつか手に入れたらいい


そんな会話で終わった



ハズなのに…






僕の誕生日

3月12日


小さい頃からの夢でもあった

誕生日パーティー

自分が主役のお祝い

それだけで、とても幸せだった


ケーキまで用意され



かわいいなぁよだれ



で、プレゼント


下着だと思ってた

ちょっと良い下着だと思ってた



それなのに




サプライズすぎた

誕生日プレゼント赤ちゃん泣き




僕が一度手放し

いつかまた手に入れると決めた


INDEPENDENTの腕時計


しかも

もう生産していない型で

色々なとこを

探してくれたんです


私が、失くしたモノを取り戻す


そう言って

プレゼントしてくれた時計


いつか手に入れたくても

そのいつかの日に

この時計は生産していなくて

手に入れられなかったかもしれない



だから

本当に嬉しかった


下着だとしても嬉しかったのに

まさかのサプライズ



何が何でも

今度こそ手放しはしない



この日から

時の価値、モノの価値

僕の中で大きくなっていった



限られた時の中で

どれだけのことが出来るのか


一分一秒

これからも無駄にはしない