25年ほど前の話になりますが、仕事のストレスからか、腰痛が悪化して、それまでの仕事を退職をしました。

 その後は、整体や病院に通いましたが、痛みは良くなるどころか悪化していき、座っていても足が痺れてくるという有様になってしまいました。

 電車で遠出する時は、途中で立つことも座ることもできず、車内のトイレの床で横になったこともあります。

 

 そういった生活が6年に達したころ、図書館で偶然、ある本に出合いました。

「腰痛は<怒り>である」というタイトルの本でした。

 最初は、胡散臭いタイトルだなと思っていたのですが、試しに借りてみました。内容を見てみると、意外と納得できることが多く書かれていました。

 

 椎間板ヘルニアの人は痛みがない人もたくさん存在していることや、なんともない人をMRIで見ると、椎間板ヘルニアになっている人も多くいるなど、色々な事実をが書いてあって、結局、痛みは腰から来ているものではないとありました。

 

 要は、「脳が痛みを作り出している」というのです。

 その当時はにわかには信じがたい事でしたが、最近では、ある程度そういうことも分かってきているようです。

 

 そのころは私も限界を感じていたので、その本に書いてあることを、とりあえず、実践していきました。

 すると、1週間ほどであれほど痛かった腰の痛みが半分程度に減り、周りのこわばった筋肉がほぐれているのが分かりました。

 

 そこで、毎週通っていた整体に行ってみたところ、腰の周りの筋肉が嘘のようにほぐれていると先生に言われて、腰痛が良くなっていることを実感しました。

 それからは、無理をしないように、自分の考えを改めるようにしていき、日を追うごとに腰痛は収まっていき、足のしびれもなくなりました。

 

 苦しく悩んだ6年間は、結局、「ない」痛みを「ある」として、戦っていただけだということがわかりました。

 腰痛については、こんな感じで克服できて、平穏な日々が訪れたのですが、それだけでは痛みへの付き合いは終わりませんでした。。。。。

 

 腰痛の話については、ここまでとしたいと思います。

 

 つたない文章で大変読みにくかったと思いますが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。