ASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳会議が、27日夜に終了しました。
今日はこの、首脳会議について扱います。
首脳会議声明は、28日昼に出されました。
難航したようです。
今日はこの、首脳会議について扱います。
首脳会議声明は、28日昼に出されました。
難航したようです。
その内容は、中国が南シナ海で強行する埋め立てに言及したものでした。
「信頼を傷つけ、平和や安定を損ねかねない」
これまでは、漠然と「懸念」を表明するにとどめていた声明が、批判に変わるとは、大変な違いです。
この声明に至るまでに、このようなことがありました。
首脳会議に先立つ外相会議が、26日に開かれていました。
この外相会議の中で、議長国マレーシア外相は、南シナ海の南沙諸島(英語名・スプラトリー)で進める埋め立て工事については、
「中止が望ましい」
と明言したのです。
このようにASEANが、具体的な紛争で中国に異議を唱えるのは、大変珍しいことです。
現在、南沙諸島では、滑走路が建設できるほどの広さの埋め立てが、中国によってされています。
このようなことがあり、首脳会議の声明も強いものになりました。
もちろん中国は反発しています。
ASEANは、AIIBにも参加しており、中国寄りだとされてきたからでもあります。
中国の強行は、とどまるところを知りません。
そのうち、「南シナ海全域に領有権がある」と言い出すのではないか。
それが、いまのASEANが共有する強い危機感です。
日本も他人事ではありません。
だからこその、日米安保協力です。
ところで中国は、一体、なにをもってそこまでの強行策に出るのでしょう。
そのことの報道は、ほとんどなされていないように感じます。
この外相会議の中で、議長国マレーシア外相は、南シナ海の南沙諸島(英語名・スプラトリー)で進める埋め立て工事については、
「中止が望ましい」
と明言したのです。
このようにASEANが、具体的な紛争で中国に異議を唱えるのは、大変珍しいことです。
現在、南沙諸島では、滑走路が建設できるほどの広さの埋め立てが、中国によってされています。
このようなことがあり、首脳会議の声明も強いものになりました。
もちろん中国は反発しています。
ASEANは、AIIBにも参加しており、中国寄りだとされてきたからでもあります。
中国の強行は、とどまるところを知りません。
そのうち、「南シナ海全域に領有権がある」と言い出すのではないか。
それが、いまのASEANが共有する強い危機感です。
日本も他人事ではありません。
だからこその、日米安保協力です。
ところで中国は、一体、なにをもってそこまでの強行策に出るのでしょう。
そのことの報道は、ほとんどなされていないように感じます。