空想遊戯~電脳版~

空想遊戯~電脳版~

のんびり気ままにファンタジーもどきな小説を書いています
オフでのイベントサークル参加が中心です
サークル名「空想遊戯」にて活動中

Amebaでブログを始めよう!

5/3にスパコミに行って…

駅でたまたま友人に会い、一緒に会場へ音譜


のんびりサークル参加しつつ、次に何を書こうか考え


天界狂騒曲の新刊も手を付けたいのですが

何となく紅茶本を出したいな~とふと思い


個人的にダージリンの農園物を飲む事が多いので

農園茶葉を擬人化してちょっとした

イラスト&ノウハウ諸々な感じの本を作ってみようかなはてなマーク


とか、誰得な紅茶本を作ろうかと企んでいます


書きたいものを書くのスタンスでいないと

行き詰りそうな気が…汗


もうちょっと書きたいものもあるし

かと言って、纏まらないからと新刊出さないのも問題だしあせる


もう少し形になったら記事にてUPします~

皆さんは『平日の朝』って、どう過ごしていますか?
会社や学校がある人は余りのんびり…って訳には行きませんよね。
主婦だって朝は忙しいですよね。
旦那さんを会社へ送り出すまでが一仕事、
子供がいたら子供の面倒も見なければならないし。
 
まぁ、夜のお仕事をなさってる、とか、昼から仕事だって人もいるとは思いますが、
『平日の朝』ってのはとかく忙しいものです。
それはどこの世界にいても、余り変わりはないのかも知れません。
そう、天界でもきっと、こんな風に…


 《朝の風景/a.m.7:00》

ピ…と目覚し特有の電子音が起床時刻を告げ始めたと同時に
ベッドの中から手が伸び、スイッチが切られる。
寝起きが良いのか、

ベッドの中でぐずぐずと起きる決心をつけるようなことはせず、
さっと起き上がると、少し細身の長身を大きく伸ばし、
寝乱れて顔に落ち掛かっている長い髪を掻き上げた。
 
一度見たら、決して忘れられないであろう

血で染め上げたような艶やかで滑らかな紅い髪。

それが、朝の光に不思議な透明感を与えられている。
 
既に眠気の醒めた切れ長の目、

髪と同色の瞳は青年にきつい印象を与えそうだが、
青年が漂わせるおっとり…というか

緊張感のない雰囲気に打ち消され、影を潜めている。
 
洗顔の為に洗面所へと向かうその足取りは

ずるずるという音が聞こえて来そうな程、重い。
が、本人は至って機嫌が良さそうで、これが青年の歩き方のようだ。
 
洗面台の鏡の前に立つと、手早く顔を洗い、髪を梳かし、
お洒落、と言う程ではないが、

身だしなみにはそれなりに気を遣っているらしく、
金属的な光を放つ両端に房の付いた一組の金の紐で、

髪の前半分の両脇を括ってまとめる。
 
ざっと全体にチェックをかけて、

出来に満足すると再び部屋に戻り、着替えを済ます。
ブラッド・レッドの長衣を身に纏い終えると、

壁に掛けてある時計に目を遣り、

「さーて、そろそろ…かなぁ」

ほよよん、と間延びした声で呟いたと同時に、

ドンドンドンドンッ!

ノックと言うにはいささか物騒な扉を叩く音が聞こえたかと思うと、
バンッ!とものすごい勢いで扉が開き、

一人の青年が怒りを露にして、部屋へと乗り込んで来た。

背中の中程まで伸ばされた淡いハニー・ブロンドの…
普段はそよ風にさえ靡くであろう

さらっとした髪は水を被ったようにぐっしょりと濡れ、
べったりと身体に貼り付き、また、青年の着ている夜衣も

肩程まで濡れている様子が見て取れる。

「ぱ~るしぇ~。お前、ま~た俺の部屋に無断で入り込んだな~」

目の前で、ぱたぱたと髪から雫を垂らしながら凄む青年に、
パルシェと呼ばれた青年はにっこりと邪気のない顔で笑いかけ、

「おっはよーレリス。どう?パルシェラーシェス特製の新型目覚しの威力は♪
 しっかり目、覚めたでしょ?」