自分と全く考えの違う人を
否定せずに理解し、
歩み寄る方法として、
『20の理由』
というのを教わったことがあります。
①相手がなぜそのような態度をとるのか
相手の20の理由を
細かく推測してみる。
例えば…
こんなに疑り深いのは
大切な人に裏切られるような経験を
したのかもしれない。
過酷な幼少期を過ごしたのでは？
今朝、奥さんとケンカして
相当やり込められたのかも…(笑)
20も考えないうちに共感できてきて
②その人になったつもりで、
その理由をすべて自分にかぶせてみる。
もう、この②の段階で
相当のことでない限り、
思いやりの気持ちで 相手に共感できて、
自分の思いグセの枠が
いくつか外れます。
『なぜあの人は理解してくれないんだろう？』
と、
相手に理解を求めるより
まず相手を理解することが先なんですね。
ニューヨークの地下鉄で
実際にあったお話。
ある駅で3人の幼い子どもを連れた
男性が乗ってきました。
子どもたちは大声で歩きまわったり、
椅子に立ち上がったり、
大騒ぎ。
ところが、お父さんは
疲れているのか、注意もしません。
みかねた隣りの男性が、
『子どもたちがこれだけ騒いでいるのに
注意しないんですか。
みんなが迷惑していますよ。
非常識です。』
すると、お父さんははっと顔を上げて
答えました。
『すみません、
気が付きませんでした。
いま気が動転していて…
妻がさっき病院で亡くなりまして
これから家に戻って葬儀の準備を
するところなんです。』
隣りの男性は絶句しました。
「監督不行き届きの父親と
躾のなっていない幼い子どもたち」
と映っていた映像が、
「妻の死に途方にくれた父親と
母の死を理解できていない不憫な子どもたち」
に変わった瞬間。
みんなそれぞれの事情を抱えて
そこに存在している。
自分が知りえた部分的な情報だけで
人を判断することは
どれだけ危ういことか。
そして何より
大事なものを見過ごしてしまいそうな
気がします。
お正月に、友人と夜 LINEをしていて
その後しばらく興奮で眠れませんでした。
感動で内側が震えたんですね～
彼女のいのちの輝きに触れて。
すべてのいのちの
壮大な魂の遍歴を思って…。
彼女と話す時は、
過去生や魂の話はいつも基本にあります。
その土台があっての
今の私たちだという認識。
そして今回のこの人生に込めた魂の望みを
十分に生きて
楽しんで 創造して
卒業しようねと(笑)
ひとつの話題に私の過去生の話…
もうかなり前の話ですが、
あるサイキックの方に
私の過去生のひとつについて
こう言われたことがあるんです。
『昔、中国で多くの国が争っていた頃、
策士をしていたことがあって
作戦としては成功して
その時は功績を残したけれど、
結局、戦争な訳だから、結果として
相手の国も自分の国も相当の数の人が
亡くなった。
今生、多くの人と関わって「助けたい」と
魂は意図してきていますよ。』と。
この過去生や魂の思いについては
自分の人生を振り返って
答え合わせをしてみると
そうかもしれないと符合する点が
いくつもあります。
小学生の頃、
父の本棚に並ぶ
世界文学全集や中国の思想家の本の中から
まず手に取ってみたのが、
『韓非子』 渋すぎる(笑)
実際には読んでませんよ。
でも帯に『戦法の決定版！』的な
言葉が書いてあったような覚えはあります。
『漫画 三国志』は
60巻、夢中になって何度も読んだな。
大学時代に香港に遊学。
テレビで見た香港と北京を
陸路で24時間かけて結ぶ寝台列車、
「京九鉄道」に
乗りたい！と思い
女子ひとりで乗り込んだな～
まだうら若き乙女は
中国南北制覇を潜在的に夢見たのか？(笑)
香港の友人は
『絶対にやめたほうがいい！危険すぎる』
と本気で止めてたし、
ルームメイトに至っては
『Kuu、本当に気を付けるのよ…』と
神妙な面持ちで握手をしてくれて(笑)
最後のお別れと思っていたのかな
当の本人はなぜだか、
『大丈夫♪』と思っていました。
さては土地勘があったな？(笑)
実際にはとても思い出に残る旅
だったのです
当時、日本人の女の子がひとりで
乗ってくることは
かなり珍しかったようで、
乗務員のお兄さんお姉さん、回りの人も
入れ替わり立ち替わり
興味津々でお話にきてくれて、
みんな日本のお菓子の美味しさに
感激してたな
まあ、北京西駅で待ち合わせていた
友人とすぐに会えずに
涙、しましたけどね(笑)
だって真夜中だったし～
卒業後は思ってもみなかった
教育の現場へ。
たくさんの生徒さんや親御さんたちと
関わることになったのです。
大変なこともたくさんあったけど、
子どものたちの笑顔と無邪気さに
自分がどれだけ救われたか
わからない
仕事をしながら、
こんなに感動できるなんて
なんて有り難いんだろうと
感謝でいっぱいでした
教えるつもりが教えられている。
助けているつもりで
実は
関わる人たちに助けられている。
私の魂の思いは救済されていた
ということかもしれません
生かし生かされ
支えて支えられて
魂の仕組みは壮大にして緻密。
相手を否定しているうちは
魂の力は発動しないのかもしれません。
あなたがいたから
わたしがわたしになれるのだから。
例えば
それぞれの人の1つ1つの行動に
20の理由があって、
少なくとも20の過去生が
色濃く影響していると仮定するだけでも
もうこの世は大混線状態！
完全カオスです！(笑)
だから
存在しているだけで、
もうほんとに奇跡！素晴らしい！
というのは
まぎれもない真実でしょうね
条件付けなんてぶっ飛びます。
よくぞ、ここまで生きていらっしゃいました。
許す気持ちにしかなれない。
許す、赦すは
最大の愛とも言われますが、
まさに私たちは
愛を学びに、体験しにくるのですね。
環境としては
申し分無いという感じでしょうか(笑)
何だろう？
このやりがいたっぷり感(笑)
自分が想像するよりも
はるかに深遠なるものが
そこに流れている
そのものに包まれている。
特別な瞬間にではなく
今この時も。
すべてのいのちが毎瞬精一杯
輝いていること。
柔軟な視点と
最大限の想像力で俯瞰したい。
目の前の人や物の
そのいのちの煌めきを温かい心で感じたい。
Dear my friend…
ありがとう
親愛なるこの世界。
五感すべてで目の前の奇跡を感じる。
幾層にも重なった
いのちの奥行きを、道のりを
感じて生きてゆきたい