●ふと、ポッドキャストからHYの『帰る場所』が流れてきた。

●沖縄旅行を思い出す。道路の看板にあった、「金武」の文字。

●隣の友人に「キンタケやろ?」「カナムかな?」聞かれたから答えた。

●10秒後、調べた友人が叫ぶ「キン!」

●え、ちょい待て。どこいっちゃたの「武」。「キン」なら「金」だけでええやろ。

●いや待てよ。冷静になろう。もしかして…「武」は発音記号か。

●「キンッ」やったり、唇をはじく感じの「キンムッ」が正確な発音なんちゃう?

●さすが沖縄。なるほど。納得した。
 

●んなわけ!!誰が納得できるか。何やねん「キン」。

 てか、そもそも発音記号てなんやねん。

●そんな道中も、沖縄のエメラルドグリーンの海を見たら全てに満足した。

●沖縄最高だ。大好きだ。「金武」。「武」もつけたくなる。わかる。

●そんな思い出に浸りながら、『帰る場所』に耳を傾ける。

●♫母なる島の歌を歌おう わったーの島の沖縄の歌を...

  人を愛し、時を愛して 愛に溢れてやまない島の歌を〜♪

●素敵すぎる歌詞。沖縄出身ではないが、ものすごく親近感が湧く。

●沖縄の人にしたら、本当に胸に沁みる歌なんじゃないかな。

●誰しも故郷があり、その母なる故郷を愛し大切に想う気持ちがある。

 何かあっても戻ってこれる、愛に溢れたそんな場所。

●いつの日か聞いた「地球民族主義」という言葉がよぎった。

 

●この歌は沖縄のことを言ってるが、もう少し大きな視点で考えると、僕ら日本人にとっての故郷は日本そのものとなる。

●もっと大きく考えると、人類の故郷は地球になる。

●世界では紛争が絶えず、苦しみに喘ぐ人々がいる。

 みんなにとっての故郷である、この地球で。

●沖縄の人が『帰る場所』を聞いたら、同じ沖縄出身の人を同胞と考え、

 苦しんでる人がいれば、そっと声をかけてあげるんじゃないかと思う。

●世界中の人々がこの『帰る場所』の想いに馳せ、地球を人類みんなの故郷として

 考えることができたら、肌の色や言語、価値観、文化、思想が違えど、同胞として

 慈愛を持って包み込めるのではないか。

 

●「地球民族主義」。 

世界が平和になるための第一歩、それは地球民族という大きな視点かもしれない。

 

●♫うちなーの心、忘れるなよ  

  うちなーの歌を忘れるなよ♪  (うちなーとは沖縄の意味らしい)

 

●曲名は『帰る場所』。『帰れる場所』ではなく。

 

●この歌にある「うちなーの心」こそ、生きていく中で帰るべき原点、心のよりどころかもしれない。


●「金武」2文字で「キン」。素敵じゃないか。きっと意味があるんだ。

 地球という故郷、同じ日本という郷里の話し。

●何やねん「キン」。そう思った自分を恥じた。