12/6(月)は、試写会で来年1月公開の『北の零年』を
Sさんと観てきました。
全国13箇所で同時に行われた試写会で、東京国際フォーラムで
行われる出演者らによる舞台挨拶の模様を衛星生中継で楽しむ
という初めての試みの試写会でした。テレビ朝日の丸川珠代アナウンサーの進行で、舞台挨拶をする前の
出演者ミーティングの様子などが映し出され、吉永小百合・豊川悦司・
柳葉敏郎・石原さとみ・平田満・石田ゆり子・行定勲監督の舞台挨拶。
(渡辺謙は、ロスで撮影中のため衛星中継で参加。)
オーケストラによる映画音楽メドレーの演奏。
その演奏が流れる中、阿久悠・小椋佳の詩の朗読されたあとに、
試写会が始まりました。

吉永小百合さんの111本目記念の主演映画作品。
<ストーリー>
明治維新の激動する世の中、徳島藩から分離独立を主張した淡路の
稲田家は、明治政府により北海道移住を命じられてしまう。
稲田家家臣の小松原英明(渡辺謙)は、北海道開拓の先遣隊として
殿を迎えるべく新しい自分たちの国作りの指導者として働き、妻の
小松原志乃(吉永小百合)は、夫を理解し、開拓を手伝う。
娘の多恵が熊に襲われた時に、アイヌの格好をしたアシリカ(豊川
悦司)に助けられ、志乃と多恵と知り合うことになった。
第二次移民団の難破、廃藩置県などの様々な試練が襲う。
馬宮伝蔵(柳葉敏郎)・加代(石田ゆり子)夫妻や、農民リーダー川久保
栄太(平田満)らも必死に作物作りをするが、北海道の厳しい寒さで
淡路の作物はなかなか育たない。
北海道で育つ苗や農業技術を学ぶ為、英明は札幌へ。
ところが、志乃と多恵がどんなに待っていても、英明が戻ることは
なかったのだ。。。

吉永さんが、今年は天災が多く一人でもこの映画を観て元気つけられて
くれたら嬉しいと舞台挨拶で語ったように、そして、行定勲監督が、零と
いうのは何もないというわけでなく、そこから何かが始まるということと
舞台挨拶で語ったように、そして、「信じていればその夢はいつかきっと
まことになる」という映画の中のメッセージを、受け止めたいと思った
映画でした。
Sさんは北海道出身ということもあり、すごく感動していました。
北海道の冬の厳しさである雪のシーンや、映画音楽がオーケストラで
演奏したものなので、その音楽も壮大で素晴らしかったです。

『北の零年』の映画プログラムが配られたり、お偉い方々って感じの
人達から迎えられ、映画後に見送られたので、東映映画の大作の
試写会なんだなあって改めて思ったのでした。