猫が好き
絵が好き
自然といろんな猫の絵をみてきた
そのなかでも、この猫の絵
長谷川潾二郎の「猫」
この猫の絵が好きで、このかたの画集を
買いました。
もともとこの猫ちゃんは画家の愛猫の
タローちゃん
この画家は静物や風景画がほとんどですが
愛猫タローちゃんとの日々をつづった文章も
気になって、どうしても読みたくて、
長谷川潾二郎の「猫」には少しも無駄がない。
臙脂がかった赤い敷物と灰色の背景の組み合わせがまず簡潔で鮮やかである。
背景をキャンバス地がみえるほど浅く塗って、
赤い敷物と質感まで対比させているのも心憎い。
そこに丸みを帯びて緩やかに湾曲しながら、
ぽっこりと鎮座する猫は、まるで一塊の名石の
ようだ。そのくせ柔らかな毛並みには、思わず
撫でてみたくなるような優しい触感がある。
実物を前にしないと描けない、そのうえ遅筆だっ
た長谷川は、愛猫タローを描くのに五年もかかった。
そのうちタローは死んでしまい、片方は手許の
デッサンに基づいてかきいれたものの、もう
一方の髭はないままになってしまったのだと
いう。
以上解説より引用しました。
愛情たっぷりの飼い主によって描かれた
猫の絵
だからどうしても、惹きつけられてしまう。
愛がいっぱい溢れてる。
最後の何日かまえの
うちのくう
あの絵に似てませんか?
この画家いわく、この猫の絵の理想のポーズが
保てるのは、どうも9月のみだったようで、
少しでも過ぎると、猫は丸まってしまい、
続きが描けなかったらしい。
また翌年に持ち越し、なんと5年がかりに。
くうが旅だったのは、9月のあたま。
だからだね。