朝から、入院時にとったおりものの検査の結果を聞いた。
目立った菌は特になく、今回の破水の原因は感染ではなかった。
結局何が原因かはまだ聞けていない。
この日もやっぱり朝から孤独だった。
私は元々母と折り合いが悪く、結婚してからは会う回数もかなり減っていた。
ただ、入院して知った人の顔が見れたり、声が聞けることがこんなに嬉しいことなんだと知った。
今までこんなことで連絡したことはなかったけど、母に「お母さんの声が聞きたい」とメールした。
実は母も流産の経験がある。だからその時の心情を聞きたい気持ちもあった。
何度かコール音が鳴り、火葬の日ぶりに母の声を聞けた。
本当は火葬の日にあの祈りの部屋で母と会えた時、抱きしめてほしかった。
がんばったねって労って欲しかった。
そのことを泣きながら伝えた。
母も「会えるなら本当にそうしたい、今はいっぱい泣いたらいいよ、こういうことは乗り越えることじゃない。」
そう言ってくれた。今年私は30歳になるけど、いつまでも母は母であり、子供は子供なんだと思った。