2022/6/21

 

ほぼ眠れず6時を迎えた。朝から採血、朝食できるだけ食べる。

この時、嘔吐してしまうが看護師さんには伝えなかった。

 

8時過ぎに朝食が下膳され、8時半すぎに回診が来る。

回診はまぁどこの病院もこんなものなんだろう、はいはい、と返事をし足早に終わった。

 

9時半ごろ、診察に呼ばれる。

個室より外に出る際には車椅子での移送になるとこの時初めてわかった。

仕事の時は自分が移送する側だったのに、移送される側になるなんて・・と不思議な気持ちになった。

 

診察台に上がり、診察を受ける。

「Aちゃんの手が出てきてるね・・・あー・・空気さんあのね、状況を説明すると、

 Aちゃんのところが破水してたでしょ。でAちゃんもすごく狭いところにいたと思うんだけど、

 今見たら心臓が動いてない。子宮内胎児死亡になってます。」

 

前日のエコーでも破水しかなり窮屈なスペースにいたAちゃん。

なんとなく予想はついていたが、実際に先生から言われると涙が溢れてきた。

看護師さんが私の肩を触りながら、「辛いね、びっくりしたね」と話してくれる。

そのまま車椅子で病室へ戻り、そのあとすぐに先生たちがきて再度病状を説明してくれた。

診察台で大泣きしたとは思えないくらい、なんか気持ちが落ちついて冷静に話を聞けた。

 

でもさすがに電話で夫に報告できる気持ちではなく、起きた状況・説明された状況をそのまま夫にメールした。

直接話しを聞きにきてくれるとのことでまた職場に着いた夫を呼び戻すことになってしまった。

 

昨日、もう会えなくなると大泣きしたが個室での病状説明ということもあり翌日また夫に会えた。

夫といるときはなんだかんだいつも通りの自分だった。そんなに悲壮感もなかった。

 

先生が来て再度説明。

最も良い展開、悪い展開の二通りを説明される。

 

(1)最も良い展開

Aちゃんのみがうまく分娩され、残りのBちゃん・Cちゃんが子宮内に留まり、妊娠継続ができること

 

(2)最も悪い展開

Aちゃんが出る際に陣痛が起こり、そのままBちゃん・Cちゃんも一緒に分娩されてしまうこと

 

もうここからは先生も誰もどうなるか予想ができないところになった。運命を信じるしかなかった。

ただ、つわりの辛い妊娠生活、リトドリンによる頻脈(安静時110↑、労作時150ー160)、精神的不安定などあり、

もう自分には自分を信じる力も頑張りたいと思う気持ちもなくなってきていた。