大島は年間10試合程度は怪我で離脱することが多い。

その間、我が軍で1番選手層の厚いボランチでは多くの選手が熾烈なスタメン争いを開始し、多くの選手がハイパフォーマンスを披露する。

そのお陰で大島離脱中にボランチとしての水準は上がりまくる。ボランチの選手は全員出れば素晴らしいプレーを披露する。

それを、復帰後僅か10分足らずであっさり超えてしまう。そして、新たな高過ぎる基準を作る。

それが、大島僚太である。

そんな彼がより凄い選手になれるかもしれない。そのチャンスが今季やってきた。

今季から4-3-3を採用した我が軍。

大島が入るのは"インサイドハーフ"と呼ばれるボランチより1列前のポジション。

つまり、ボランチの時より更に攻撃面での貢献が求められる。

ボランチで"アシストのアシスト"を量産してきた大島。

だが、アシストのアシストも本当のアシストもその本質は同じである。

最終局面で、今より数字に残る活躍を大島が魅せればチームは自然と上位に顔を出すであろう。

大島が得点を取り出したら、アシストを量産し始めたらいよいよ彼を止められなくなる。

全サッカー人に、そしてサッカーボールに愛される男は更に圧倒的な存在へ。

「指揮官のタイプは様々。指揮官の好みも様々。でもたまに居るんだ。誰からも愛される奴が。全サッカー人から愛される奴が。そういう奴は時々、とんでもねぇ奇跡を起こす。」

再度この名ゼリフを繰り返す。

Jリーグ再開後、とんでもねぇ奇跡を起こす大島僚太から目が離せない。



あっ、言い忘れていたが作中で何度も出てきている「サッカーボールが恋をした」はあまりに暇すぎた僕が2秒で考えついた、ありそうで無さそうなサッカー小説である。つまり、フィクション。僕からのプチサプライズ(退場処分)

ちょっと探してみようかなと思ってた皆さんごめんなさい。お詫びに僕が撮ってきた中で1番可愛い大島選手の写真を置いておく。これで許して欲しい。


彼は天才であり、寡黙でありながら誰よりも仲間思い。点を取ればその選手に寄っていき、祝福する。

彼にサッカーボールが恋をした理由が、何となく分かった気がした。