聖なる夜/セルマ ラーゲルレーヴ
¥1,974
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クリスマス絵本を探していて、「絵本の店・星の子」 さんでこの絵本に出会いました。


初めてこの絵本を見たとき、この「青」の色に惹かれました。



そして、下のような説明を読んで、ますます手にとって見たくなりました。


引用させていただきますね。


大好きなおばあちゃん・・・
おばあちゃんはいつもお話しを語ってくれました。
それは素晴らしい日々で、私たちほど幸せな子どもたちは
いないだろうと思いました。

これはもう亡くなったおばあちゃんが語ってくれた、
忘れることの出来ないお話しなのです。
そして作者のセルマ・ラーゲルレーブが実際に聞いたお話しなのです。

寒くて暗い夜、一人の男の人が火をもらいに外へ出て行きました。
「火を少し分けてください。妻が赤ん坊を産みました。
火をおこして暖めてやらなければなりません。」
でも真夜中の家々はもう眠りについています。

遠くにたき火が燃えているのが見えました。
番をしている羊飼いと羊たち、そして犬たちが囲んでいました。
男の人が近づくと、犬たちが襲いかかりましたが、傷を負わせる
ことが出来ません。
羊飼いが杖を投げつけると、それてしまいます。
それを見て羊飼いは、今日はなにか特別の日だと悟ります・・・

お話しはやわらかく、静かに進んでいきます。
そして不思議なことが次々に起きて、それがクリスマスの日の
出来事であることが判ります。
やさしい心を持つと、見えてくるものがあることが判ります。

イロン・ヴィークランドの絵が、濃い青を基調に、読む者を包み
込むように、登場人物を可愛がるように描いて圧倒します。
リンドグレーンのほとんどの作品の挿絵を付けた画家ならではの
心を打つ美しさです。


手にとって見ると、全頁に渡ってこの青が使われていました。


勝手に「クリスマスブルー」と名づけました。


内容は、子供に理解できるかしらと思うほど深いものでした。

「やさしい心を持つと、見えてくるもの」



根本まどかさんの「ほんとうのクリスマスの贈り物」 を読ませていただくと、



イエスもマザー・テレサも伝えてくれたことは、


「あなたは、あなたのいる場所で、
     あなたの目の前に現れる人に、
            愛だけを目撃しなさい」


というメッセージだって、まどかは感じている。


こう、書かれていました。(まどかさん、すみません、勝手に引用させていただきました。)



あぁ、セルマ・ラーゲルレーブのおばあちゃんの語っていたことと、同じだなあと感じたので、


この絵本のことを書いてみました。