床の間の軸をかけなおした
今日はこれを選んだ
つまらぬことで一喜一憂する自分に渇!
李白の五言絶句「独り敬亭山に坐す」(壺齋散人注)
衆鳥高飛尽 衆鳥 高く飛んで尽き
孤雲独去閑 孤雲 独り去って閑かなり
相看両不厭 相ひ看て 両つながら厭はざるは
只有敬亭山 只だ敬亭山有るのみ
数多くいた鳥たちも高く飛び去っていなくなり、
ぽっかりと浮かんでいた雲も消え去って静けさが辺りを包む、
互いに見詰め合って飽きないのは、この敬亭山があるのみだ
敬亭山は安徽省の山、李白が敬愛した詩人謝兆もしばしばこの山に遊んだ。