※このシリーズはほぼ妄想です。
信憑性はありません

★ 本格ネット配信アイドル

実は福岡に限らず地方で芸能活動をするのはデメリットの方が多い。

第一はメディア戦略がやりにくいこと。

現在、各テレビ局の番組製作率は

東京7:大阪3である。
ご存知のように、不景気でスポンサーが少なく、ドラマよりバラエティーが圧倒的に多い。
吉本興業がテレビ界を席巻しており、吉本抜きではテレビ番組が作れないほど。
約三割の製作率の大阪はほぼ吉本一色。
NMB48が『いける』と判断されたのはこの膨大な吉本コンテンツに参加し、テレビメディア戦略がとれるからだ。

HKT48はどうだろう。
福岡で製作される番組はニュース番組と地元紹介番組が少々。
いずれにせよ極めて少ない放送枠しかない。
HKTがテレビに出るためにはいちいち上京せねばならない。

出版社にいたってはほぼ東京独占で、これは大阪、名古屋でもどうにもならない。

地元ショッピングセンターなどは喜んで呼んでくれそうだが、それではただのローカルアイドルと変わらない。

いくらアジア進出拠点とはいえ、メディア戦略がとれなければメジャーにはなれないのではないか。

メディア出演もAKBのイベントにくっついていくだけでは第4のグループにすぎず枠は限られる。
ましてAKS所属だと13期生のようなものだから売り出してくれる順番は一番最後になる。

さらにアジア進出を考えると、もうひとつ大きな問題がある。

アジア進出を核とした場合。
CDやDVDを販売すると、中国や韓国ではいとも簡単に海賊版コピーを作られてしまうのだ。

大事な著作権と原盤権が流出してしまう恐れがある。

よって、ズバリ

HKT48はCD・DVDを販売しない。

すべてネット配信でデビューするのである。

ネット配信のみにするのはAKBでも出来ないことはないが、そんなことをしたら契約レコード会社が黙っていない。

HKTで試すのだ。

アジア各国に配信予定のコンテンツと配信料。膨大に付属してくる広告料で稼ぐのだ。
広告料しだいでは公演配信は無料になる。
イベント告知や、ショートドラマ製作。
バラエティー番組にやメンバー募集にいたるまで、テレビや紙の媒体を使用せずネットで行う。

以前、NMB48の金子支配人がおっしゃった。

『次々と発売されるCDやDVD、有料の公演配信料。今の若いファンが(金銭的に)ついてこれるでしょうか?それより着うたはどうですか?』

現在の阿漕ともいえるCD販売手法はいずれ廃れる。
その時がAKBブームの終わりである。
ひょっとしたら秋元康はこの異常なバブルに幕を降ろしたいのではないか?

ネット配信と劇場公演によるシンプルなスタイルに転換したいのではないか?

『メディア戦略に自ら幕をひく』

これこそが無謀とも思えるAKBグループの拡大の理由ではないか?

またHKTは最後発だけに相当の協賛企業がそん存在するはずである。
真の意味での地方活性。地元密着。
さらにアジア進出。

HAKATAはシンガポールや台湾に近く、屋台街のイメージはアジア的である。
アジア各国にとれば大都会東京よりもはるかに親しみやすい。
HAKATAなら外国の興業各社を接待するのも安くて良心的な店がいっぱいある。

『やれ銀座だ。北新地へ連れて行け』

だのバカ高い高級店で接待費がかさむ心配もなく、HAKATAの繁華街の経済も潤う。

外貨稼ぎと考えれば、日本の経済発展にもつながる。
HAKATAが日本を代表する『オタク文化』の街として観光客を招くのだ。
アジア進出、福岡発展という大きな目標を掲げれば地元企業も相当参加するはずである。

KYORAKU と吉本はどうなのか?

あると思う。
KYORAKUは例の石原都知事の節電、パチンコ店不要論でCI戦略を引っ込めざるをえなくなったが、グループ企業であり、関わっていないはずがない。

吉本は?

ホークスタウンはダイエーの負の遺産であり、委託管理しているのはダイエーの家主『京阪電鉄』の関連会社である。

吉本は祇園花月、京橋花月など、京阪電鉄の所有ビルを借りている。

京阪電鉄からホークスタウンの空きテナント情報がもたらされたのは確実であり、(事実、NMB48のZepp公演、ホークス関連イベントが決まっている)
吉本サイドからAKSに打診したものと思われる。

吉本は現在、メディアの怪物的存在であり、当然業務提携先のソフトバンクも絡んでくる。
吉本のことだから、ホークスタウン内で芸人のイベントを打ってくるのは間違いないし、ホークスタウンの活性化にかなり貢献するはずである。

HKT48はテレビ雑誌メディア出演こそ限られるものの、九州はあまり手のついていない商圏だけに各地で歓迎されるだろう。

強大なスポンサー連合軍を味方につけたHKTは相当強い。