2013.9


千石駅近くの kikara さんにてヒプノセラピーセッション。


ネイティブアメリカンの男性。


浅黒く、堀の深い顔立ち。

筋張った手足。

乾燥してかさかさした肌。

性格は、少しぶっきらぼうな感じだったらしい。


愛する女性と結婚し、家庭を持ち、幸せだったようだ。



その人生で、自分が犯してしまった罪を癒しにいく。


何かの命をたくさん奪った。

人・・・ではないと思う。

動物のようだ。

食べる為なのか、他の目的なのか、いずれにしろ生活の為だったとは思うが、

自分はそれをまるで当たり前のように思ってしまっていた。

本当は、もっと敬うべきものだったのだ。

心得違いをしてしまっていた。


これに関しては、お詫びをして、自分を許してあげるワークを。



人生の終盤。

かなり年をとっている。

しかし、のんびりした隠居生活ではなく、何か毎日やることがあるようだ。

年寄りらしからぬすごくギラギラしたアグレッシブな精神状態。

なんだろう・・・?

意識を集中すると、部屋の隅で、乾燥した植物を加工している。

瞬時に薬草の調合だとわかった。


直前のヒプノで見たエジプト女性の前世も、薬剤師。

その直後に私が施術させていただいた方の前世も薬剤師。

始めて受けた前世鑑定で出たのも、薬草取りの仕事だったので、

これには結構驚いた。


特にこの前世は、そこに至るまで薬は全く関係ないのに、

何故・・・・?


どうも、流行病があったようだ。

自分の身内も亡くなったらしい。

誰だかはよくわからなかったのだけど、お母さんかな?

でも、自分の家族は被害がなかったほうで、村の人達はもっと沢山身内を亡くした。


病の蔓延を何とかしたい・・・・!の一心で、

病に効く薬草の研究を始めたようだ。


“研究”という言葉がぴったり。

森に入り薬草を集め、乾燥させて加工する。

すごい集中力でコツコツと試行錯誤を続けている。


自分が亡くなるまでに、ある程度効果のあるものはできたらしい。


本当は、お金があれば、病に効く薬を買う事もできる。

でも、お金がない、そうだ。


これに関しても、お金を手に入れ、薬を買い、

皆の病を治す事ができたというシナリオに書き換えのワークを。




自分の死は、老衰のような感じだった。

ヒプノを受け始める前は、きっと私の前世は悲惨な死因が多いんだろうな~と思っていたが、

どうも老衰的な死が多く、今回もまただ。

意外。



この人生からのメッセージを受け取る。


人間は、自然の一部。

わからない事は、自然に聞けば良い。

風も、森も、山も、大地も、空も、動物たちも、全てが必要な事を教えてくれている。

自然は、全てを与えてくれようとしている。

人間は、ただその声に耳をすまして、素直に生きれば良い。

そうすれば、人間は幸せにしか生きられない。

幸せは「あたりまえ」なのだ。

世界はそういう仕組みになっているのだから。


おお~、

こういうの、非常にネイティブアメリカン的な考え方なんじゃないの~、と、

自分で言ってて思ったが、

脳内で日本語に訳すとこんな感じなのだけど、

感じているのはもっと感覚的でシンプル。


この時の私は、耳をすますもへったくれもなく、

それこそあたりまえに、森と会話ができていたようだ。

そして、「幸せ」などという概念すら違和感があるくらい、

「生きる事」=「喜びであり幸せな事」にきまってるのだ。

それが超あたりまえなのだ。

とにかく、「そういうもの」だったのだ。




そして、今の自分へのアドバイスは、


自然の声を聞く事は、今のお前にもできるはずだ。

こういう風に生きた事を思い出せ。

生命力、意思の力を思い出せ。

しっかり大地に足を踏みしめて、力強く生きろ。


という感じだった。




最後に、年代等を聞かれる。

心に浮かんだ数字は、1400。


場所は?

アメリカ。

ここで、あ~、やっぱりネイティブアメリカンだったんだな~、と思った。


アメリカのどこですか?

アリゾナ、と浮かぶが、私の顕在意識ではアリゾナは砂漠のイメージしかなかったので却下。

北アメリカだと思います、と答える。


名前は?

アガト、か、マガト・・・そんな名前です。



退行終了後、

「グラウンディング」なるものもしていただいた。

その時は初めて聞く言葉だったが、その後、身近な言葉になる。


そして、目を開け起き上がる時に、セラピストさんの後ろに、菩薩様のような御姿が見えた。

目で見えたわけではないのだが、フッと見えたのだ。

こういうのも初めての体験だった。



後日ググると、アリゾナはネイティブアメリカンの居住地であり、

ヒプノで見たのとそっくりな乾燥した赤い岩山のような風景が多々あった。

しかもその場所は「セドナ」という、ネイティブアメリカンの聖地との事。

スピリチュアル関係ではけっこうメジャーな場所らしいのだが、

何故かこれまでの人生では接点がなく、初めて知った。

そして不思議な事に、その後から「セドナ」という地名にもちょくちょくお目にかかるようになる。



何度も繰り返し出てくる、

自然に感謝し、自然とともに生きる という前世。

そして、薬草に関する前世。


自分で見る準備ができてるものを見るから、

似通ってしまうと言う事もあるらしいので、

多分、もっと色んなパターンがあるんだろうな~とは思うけど。

自分の魂の傾向なのかな?と、興味深い。

これからももっと色んな前世を見てみたい。



機会があればまたぜひお世話になりたい、素敵なセラピストさんでした(*^_^*)!


ありがとうございました。