四国の山の朝はすっかり冷え込み
畑に行くと一面の霧。
いわゆる雑草とよばれる草たちも種をつけ枯れていくものがほとんど。
でも、よくよくみると枯れた草の下でまた新たな草たちが芽吹いている。
すごいな、自然の循環。
我が家の初チャレンジの自然農の畑はというと、
なぜかまだ夏野菜が元気に育っています。
霜が遅くまでおりるので種おろしが遅かったために全体的に遅れているにしても、
もう夜中は0度近いというのに・・・たくましいなぁ。
化学肥料はもちろんのこと堆肥など有機肥料も一切なし。
まわりの方には「無理」と言われたけれど
農業をするわけではないから大きくも多くも収穫しなくてよいし
極端な話自然に育てたらどうなるのかなという気持ちだったから
芽が出ただけで、そこにいてくれるだけで、
いのちを感じるだけで喜びがいっぱいだった。
今はまだ家探しのあいだの仮住まい中なので
冬にはいずれにしても移動することを考えていたので
夏野菜までしか植えずにいた我が家の畑。
「まだ夏野菜が元気なので夏野菜が全部終わったらおかえしする予定です」
と大家さんにお話をしていたのですが
急きょ畑を返してほしいとのお話が昨日あり
泣く泣く来週お返しすることになってしまいました。
仕方ありませんね、お借りしている畑ですから。
いのちいっぱいでがんばって生きている姿を見ていると
いのちを断ってしまうことが切なく、申し訳なく思うのだけれど。
来週までの時間を大切にしよう。
先日収穫したバジルたち。
種をつけるために一部を収穫せずに残していて、
つぼみができはじめました。
自家採取今年は間に合わない、残念。
トマトソース用に育てたイタリアンのトマトは今頃鈴なり大豊作。
赤くなるのは間に合わないからぎりぎりにとって加工しようかな。
でも、つぎつぎ未だに花を咲かせてくれていて・・・
ごめんね、せっかく咲いてくれたのに。
いろんなことを気付かせてもらった畑。
たくさんのいのちに感謝。
そして、大家さんにも感謝。
あぁ、いつか自分たちの山がほしい~。