ちょっとだけネタバレあります。

ネタバレ避けたい方はご用心くださいね。

 

 

 

お久しぶりです ^^

毎日暑いですね。

お元気でお過ごしですか。

 

 

 

『忍びの国』

原作、やっと最後まで読みました。

 

映画を観てから読もうと思っていて、

先々週かな、ようやく映画を観られたので。

 

いや、大変だった。

戦国物は非常に苦手で、

政治とか権謀術数なんてことには

なんの興味もない私には、

正直に申しまして

この手の話は、映画を観たあとでも

身を入れて一気に読むことはできませんでした。

何日もかかっちゃった(^-^;

興味深く読んだという多くのおともだち

尊敬します。

 

 

 

原作を読んでから映画を観ることの弊害は

原作というフィルターのかかった目で

映画を観てしまうことですが

観てから読むことの弊害も同じですね。

 

最後のお国との場面で

唐突に押し寄せてくる涙が

原作そのものに打たれたからなのか、

映画のあの場面が蘇ったからなのか

よくわからなかった。

 

わからないけれども、

何かぐっと迫るものがあって

映画でも、原作でも

あそこで涙がわいてきました。

ただ可哀想、というより

抑えられてきた無門の人間性が

一気にほとばしるさまに

ちょっと圧倒されたような思いで。

 

 

あの場面の無門の内面を

原作では文字で説明していて、

映像だけでは少し追いついていなかった理解を

与えてもらいましたけれど、

原作を知らずに画面を見ていた時、

理解が及ばず、納得のいかないところのあった頭でも

大野さんの表情で、顔つきそのもので

無門が人として覚醒していくさまは

十二分に伝わってきていた。

 

この映画での彼の演技が

今までの中で一番好きだな、と思います。

 

なにより自然であること。

その自然さが

大野無門を無門たらしめている感じ。

 

 

 

 

映画ではそのほかにもう一回

泣けてきた場面があって、

それは

開けた野原の向こうに

明るく海が光っている映像のバックに

つなぐ のイントロが流れてきた瞬間です。

 

これはなぜだったかな。

今でもよくわからないんだけど。

 

でも、

映画の世界に実によくマッチした

よいエンディングテーマだと思いました。

 

 

最初のアクションのシーンが

実に舞い踊るように美しく

そこからもう無門に魅せられたり、

まだ色々語れることもあるのですが、

今日はざっくりな感想まで。

 

 

 

観るたびに深まる、とか

その都度泣ける場面が違う、とか

おともだちから聞いているので

2回目を楽しみにしているところ。

気持ちと時間の余裕がなくて

もしかして忍び祭りに

乗り遅れてる感じかも、ですが

まあ、マイペースに楽しんでいけたら。

 

 

ぬるい感想におつきあいくださり

ありがとうございました。

 

それでは ^^