あれは、いつのことだったか…。
まだ渓流釣りを初めて間もない頃だ。
まぁ、今でもその頃からサッパリ腕は上がらないのだが、ハリスと針を結べる様にはなった。
仕掛けは全部、市販の完全仕掛けで、餌はイクラ
…おまけに体力はない方向音痴の面倒臭い奴![]()
そんな私を高知のお山のアマゴ釣り名人、風と遊ぶ宿やんちゃのご主人がアマゴ釣りに連れてってくれたことがある。なんという勇者だ。
確か、やんちゃさんのお宿からさほど離れてはなかっだと思うが、そもそもお宿がすでに秘境に近い。
そこから、地図にない道を軽トラで走る。道幅と車幅が同じくらいで舗装もガードレールもない山道である。![]()
川はその山道から結構下を流れていた。![]()
でもまぁ降りるのは簡単。川原と違って大岩とかはない。ちゃんとウェダー履いてたので平気。
行きはヨイヨイ♪だ。
谷底に着くと思わず息をのむ。
実際の景色はもっともっと綺麗で、本当に驚いた
…なんかもう、気分は、ハウルの動く城にでてくるソフィで、『こんな所に来られたんだもの』と呟く。
こんな沢を釣り歩くともう、根こそぎ釣ってやろうなんて気には到底ならない。
すんません、お邪魔します、1匹釣らせてくだせえ、ありがとうごぜえますだ…となる。
一ヶ所1匹。
それを守る人しか入っちゃならんと思う。
頑張ってもやっと1匹しか釣れない人はOK![]()
…確かあの時は、大将に至れり尽くせり教えて頂きやっと、なんとか、3つ4つ?は、釣れた様な…忘れちゃったよーヽ(;▽;)ノ
忘れもしないのは、帰りが地獄だったこと。![]()
いやもう山肌を登るのがしんどいのなんの…鮎釣りの帰りどころぢゃない、最後の数メートルは、脚が上がらなくて両手で太腿を持ち上げながらあがった…。帰りはコワイ…。
この時思った。
渓流釣りも決して、なめたらあかん。
特に秘境では、万が一転んで骨折でもして動けなくなったら、スマホは繋がらないし、一人暮らしの身の上だと誰にも気づかれもせず、何年も経ってサスペンスみたいになるだけだ…。![]()
みなさま、ご安全に!!
…昔、たぶん生まれて初めて釣れたアマゴさん。
今年もまた綺麗なお魚さんに逢えるとええなぁ…
ヽ(;▽;)ノ


