今日は9月9日。ご存知の方も多いと思いますが「救急の日」です。

昔っから、各地で色んなイベントやってますが、鮎釣り師のみなさんは、ぜったい、そんなイベントより、あともう残り少なくなったシーズン、何処かでデカい鮎釣るぞ!と鵜の目鷹の目で川へ出陣していることと思います。自分も休みだったら、きっとそうしてるかと・・・。
でも悲しいことに、毎年、必ず、川で鮎釣り師が命を落としています。
もちろん、本人が気を付けないことには防ぎようがないことだと思います。
いつも事故が起こったあとで、ライフジャケットの必須をとか、なんやかんやと意見はでるけれども、一向に画期的なツールは開発されていません。ライフジャケットがあった方が危ないという人もいます。(私にはよくわからないんですが、泳げなくなるからと。)実際、川でライフジャケットをつけて鮎釣りしている人を今まで一度もみかけたことさえありません・・・。
二次元でも、メーカーさんからの、鮎竿の試し釣り?とか、カッコイイ鮎釣りシーンの動画は、私なんかでも簡単に目にすることはありますが、このライフジャケットを使うとこうなるみたいな動画や実際にライフジャケット着て流されてる鮎釣り師の動画とか、未だかつて見たことがありません。
フィッシングショーでも、「連れが溺れた!その時どうする!」みたいなコーナーは見たことありません。(見逃していただけだったらごめんなさい(;^ω^))可愛いらしい釣りガールさんが心マッサージのモデルとかになってくださったら、みなさん、参加してくださるんじゃないですかねえ。
とここまでは、他力本願の個人的な意見となります。
ここからも個人的な意見ですが、昔 救急外来でひきうけていた側からの意見です。現実的に自分たちにもできそうなことの提案です。
鮎釣り大会で溺れた人がいて、浅瀬についてひきあげてきたという場合。
(まず、川原に設置されている鮎釣り大会のテントの片隅でいいので、人ひとり寝かせられる平らな板があればいいと思います。心マッサージが利くように。石ゴロゴロの上では無理ですから。それからおおきなバスタオルか、強いビニールシートを常備。)
川からひきあげたら、まずそのシートの上にねかせて、4人くらいで迅速に板の上まで運ぶ。運びながら、別の人が直ちに救急車に通報、その時伝えてほしいのが、「いつ、どこで、どうして、どうなっている。」「名前、年齢、性別、意識があるかないか、自発呼吸があるかないか、脈があるかないか、」
この時、溺れたと思われる時間、心マッサージを開始した時間も把握しておくことも大切です。
板の上に、顔は横にむけてねかせたら、直ちに心マッサージを開始。救急車がくるまで交代で続ける。
一般の方々にできるのはこれくらいで精いっぱいかと思います。これでも恐らく実際に起こったら迅速に動ける人は、少ないのではないかと思います。大会スタッフさん達で、救急時の役割分担をしておくことが大事かと思いますが、やはり医療スタッフを依頼しておかないといけないのではないかと思います(すみません、すでに医療スタッフとか配置されていましたら失礼しました。)
・・・いろいろ書いてしまいましたが、とにかく、
鮎釣り師さんに三途の川まで逝かないで欲しいの一心です。
みんなで気をつけましょう・・・( ´_ゝ`)