最後の獺祭・・・。 | 鮎釣り師Kuuの 今日は何 食う?

鮎釣り師Kuuの 今日は何 食う?

2015年6月1日より鮎釣りに遅過ぎるデビュー☆
鮎釣りの絶滅を危惧し、なんとかしたくて、
2024年、鮎釣りのでてくる映画「鮎、虹の空へ」を製作。
なんとかなれーっ!精神で挑む日常を綴るしがないブログ。


私の数少ないリアルでの呑み友達だったKちゃんが、一足先に三途の川を渡ってしまった。
いつも穏やかで、一生懸命仕事をしてて、趣味のテニスのために自己トレーニングを怠らず、家族のためにと無駄遣いも一切せず、 呑み代はいつもキチンとワリカン。カラオケが好きで歌も上手なKちゃんとは、いつも楽しいお酒だった。・・・もう二度と一緒に呑むことがなくなった。

職場の人間ドックで発見された時にすでに肺がんのステージⅣ、骨にも転移していた。
普通の人なら、もうヤケクソになったり鬱になったりしてしまうだろうに、Kちゃんは元気な頃と同じように、仕事も続けながら、抗がん剤治療に取り組んで、膵臓、脳、と転移していく癌をことごとくやっつけていた奇跡の人だと思ってた。
余命2年といわれ、2年を過ぎた時には、「ここからは新しい人生なんだ!」と笑っていた。
そのまた2年後の今年の春には定年退職をして、家族で船旅に行ったり、ファンだった洋楽の歌手のコンサートに行ったり、また一方ではご実家の山口のお母さんの世話までしていた。
「ちょっとボケてきてて・・・」と苦笑していた顔が今も浮かぶ。山口に帰省するたびに、必ず獺祭を買ってきてくれた。ついこの間、8月の終わりにも、買ってきてくれて、「いつとりに来れる?」という問いに、ちゃんと返事ができなかった。鮎釣りシーズンが終わってから子持ち鮎でも冷凍して持っていこうと思ってた。ところが・・・。

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これが、Kちゃんからの、最後のラインになった・・・。
自分の方がよほど大変だったろうに、私の身体を気遣ってくれていた・・・。

あの時すぐに、会いに行ってればよかった。錦川の鮎を釣ってくるという約束も果たせなかった。
「Kちゃん、ごめんよお・・・。」
最後の獺祭は、またいつか、私もそっちへ行った時のためにとっといてくださいな。
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今度一緒に呑む時は、私は皺くちゃババアになってると思うけど、分かってくれるかなぁ…。
最後に言われた、身体に気を付けることは一生懸命守ります。本当にありがとう・・・。
…ゆっくり休んでくだされ…な…。