シリーズおひとりさま劇場③~タマちゃんと婚活パーティー(;^ω^) | 鮎釣り師Kuuの 今日は何 食う?

鮎釣り師Kuuの 今日は何 食う?

2015年6月1日より鮎釣りに遅過ぎるデビュー☆
鮎釣りの絶滅を危惧し、なんとかしたくて、
2024年、鮎釣りのでてくる映画「鮎、虹の空へ」を製作。
なんとかなれーっ!精神で挑む日常を綴るしがないブログ。

タマちゃんは、仕事関係の友人で私より5つ年上だった。

大手百貨店の化粧品メーカーで、一日に百万円も売り上げるような、凄腕美容部員だった。年下の彼氏がいたのだが、1年前に別れてしまっていた。私と違うところは、タマちゃんは一度も結婚はしてなかったから、子供はいない。お母さんとふたり暮らしだ。

そのお母さんもどんどん歳をとっていく。何にも言われないけど、きっと、自分が結婚するのを楽しみに待っていると思うの・・・という話は、巷に溢れかえっている。特に結婚願望が強くなくても、「親が元気なうちに、一目、花嫁姿をみせて安心させたあげたい」というのをよく聞く。

・・・結婚したら安心!なんかじゃないってことは、私はよく知ってるけど、80代の親世代にはまだまだだ。

 

大阪のとあるパーティ会場へ。

私は道がよく分からないので、タマちゃんの後をついて歩く。タマちゃん、藍色の上品なワンピース とても良く似合ってた。自分のいつ買ったか思いだせないチュニックワンピが 人間中身で勝負だと バカみたいに揺れている。まあいいや、今回は、やっぱ自分よりタマちゃんを応援したい。だって五つも歳上なんだし、切羽詰まってそうだし…と、心の中で妙に言い聞かせた。

お見合いパーティは、テレビで観たことがある。同じような展開だ。最後に気になった相手の番号を三人 書く。…適当に書いた。特に気になった人などいなかった。…でも、私もタマちゃんも、カップル成立!になった。(へぇ〜、案外 確率高いんだなー!!) 他人事みたいに、あゝぢゃあ、と、せっかくなので、四人でお好み焼き屋へ行った。さすが大阪だ。初デート?がお好み焼き、は、なかなかハードルが高いぞ。しかも自分で焼くタイプ。

 

 

私は、コテでお好み焼きをひっくり返すのが苦手で、成功するのは半々くらい。一か八かだ。みんな手慣れた感じで ホイとひっくり返す。…私の番だ。平素を装いながら ハイっ…とひっくり返したが不時着。グチャっと途中で割れてビチャっと小麦粉のタネが みんなの服に飛び散った…。ご、ごめんなさい、ごめんなさい、と平謝りする。…全く盛り上がらずにお好み焼き屋を後にする。みんな、早く帰って小麦粉のついた服を洗いたいに違いない。

私は、そのまま直帰したが、小麦粉被害がほとんどなかったタマちゃんカップルは、二次会へと繰り出して行った。

 

…タマちゃん、どうなったかなぁ。気になって仕方がないので、夜 子どもが寝た後 電話してみた。