どうも、おっさんです。
今回はよく読んでいるジャンプ+に現在連載中のドクの贈物という作品について書いていこうと思います。
簡単に作品の紹介をしておきますがアプリとブラウザ両方で今のところ全話読めるので読んでみてほしいですね。
一応作品のブラウザリンク貼っておきます↓https://shonenjumpplus.com/episode/17106371852949392516
簡単なあらすじの紹介としては
主人公樋園(ひその)ギフトは美術的才能に溢れるものの家庭事情から作品制作に必要な絵の具を揃えられず美術部活動中に親友當麻(たいま)カイトの絵の具を出来心から盗んでしまいそれを同じ部員角見(かどみ)シンシャに目撃&スマホで撮影されてしまい歪な関係が始まる。
といった具合。
正直第一印象は「惡の華」にかなり近いものなのかなと思っていたのですが12話を読んで大分印象が変わってきたことと登場人物の名前から大分考えられそうな事もあるのでまとめておこうかと思ったから。
この作品登場人物の名前がカタカナになっているのも凄く考えられていて最近完結したジャンプ+作品である「スケルトンダブル」のダブルミーニングで痺れたばかりの私にはとても良い刺激で魅了されてますね。
あくまで名前からの予想でしかないですし特に苗字の方は妄想レベルでしかない&15話まで読んだネタバレも含んでしまうのでそういった事が嫌いな方はここから下は読まないでください。
おっさんがこの作品に惹かれている一番の理由は”子供視点・世界の解像度”の高さにあると思います。
子供の頃嘘を付いた経験って大なり小なり誰しもあるとは思うのですが(勿論犯罪行為はしてない)この作品を読んでいるとなんだか小っ恥ずかしさというか世界が狭くて視野も狭い世界だったんだという事を思い起こさせてくれるんですよ。
このブログを書いている現在では一部無料公開されていますので絶対一度は全話読んで欲しいです。
アプリ版は初回全話無料掲載作品なのでアプリで読むのをオススメします。
主な登場人物4人の名前から色々紐解く
樋園ギフト(ひその ぎふと)
名前の紐解き
本作の主人公樋園ギフト。
先ず名前から見ていきますがギフトと言うのはもし漢字を当て字するなら「贈物」でしょうか。
まさしくギフト、ですが「ギフト 外国語」で調べるとドイツ語で”毒”と出てきます。
まさしくドクそのもの。
ドクの贈物とはまぁギフトそのものを指しているタイトルなだけにいいなぁと思っちゃいます。
次に苗字「樋園」について検索してみると「畑」という意味が結構強いみたいですね。
名前の意味を考えると「毒畑」ってことなんでしょうか?
キャラクター性
美術面で既に結果を出しまくっているだけに子供特有の狭い世界での成功と親の無理解、金持ちの親友より優れているという環境が危ないプライドを持たせてしまっている様に思います。
そしてこのプライドこそが樋園ギフトという人間を支えている根幹であり崩してしまったら全てが終わってしまう。
そのプライド故に自分の作品制作の為に絵の具を盗むことで角見シンシャに揺すられて告白や万引きといった事までやってしまうわけですが、作品のコメント欄だと結構辛辣に「なぜ謝らないんだ!」って作品とキャラクターを否定しているものが多く見られるんですよね。
でも子供で偏屈な奴だと絶対謝らない人っていましたし大人になるともっとやばいのと皆様相対したことあると思います。
正直世の中舐め腐ってるやばいやつとしての解像度がめっちゃ高いんじゃないでしょうか?
話を戻しますがギフトは基本カイトの事をそれなりに見下していたからこそ絵の具を盗む行為に出た訳で道具に不自由ない癖にただの凡才であるカイトに謝るというのは自分のプライドをへし折る事に他なりまりせん。
親の様な絶対的な存在というよりあくまで対等かそれ以下の存在としてみているカイトの存在はギフトにとってとても重要そうです。
11話で心泉スミレによって解毒された様な描写やタイトルが「解毒」なのでそれを信じてみたい気持ちもあるのですがスミレという名前もキャラクターも後述しますが恐ろしいことに猛毒の一種を表すものなので”毒を以て毒を制す”なんてかっこいい展開になるのでしょうか?
「毒畑」なだけにもっと酷い毒を盛られているのではと個人的にはそちらを期待してしまいます。
兎にも角にも未だに万引きよりも親友カイトの絵の具を盗んだ事を誰にも告白できていないということがギフトにとって一番の毒であり弱点なわけです。
タイトルがドクの贈物なので誰かに何かを贈るってことで、それは正しくこれからの配信で我々読者が目撃する事になるでしょうし楽しみです。
*15話を読んで
噂も広がり自暴自棄になって遂に角見シンシャとの対峙へとなる訳ですが精神的に完全に追い詰められているギフトはもうボロボロですね。
當麻カイト (たいま カイト)
名前から紐解く
先ずは名前ですがカイトは当に凧ですよね。
そして苗字が當麻と。
たいまと聞くと大麻と思う人もいるかもしれませんが當麻です。
当麻と現在ほぼ同じ意味みたいですが謡曲(ようきょく)の一種みたいです。
ありがたい歌みたいな感じですかね、詳しくは調べてもらえれば。
謡曲の凧ということでなんだか誰かを導く感じがしますが。
キャラクター性
金持ちだけどいいヤツです。
めっちゃいいヤツ。
こんなに性格いいのかよって話が進む毎におっさんは驚かされました。
ギフトのことも素直に尊敬しているし助けてくれる本当に親友って感じ。
シンシャの美術センスも認めていますし自分の凡才ぶりも分かっている、この作品の中で一番大人な子供ですね。
正直名前の構成からもキャラクターの性格的にもこの作品のキーパーソンだと思っています。
カイトがギフトのやってしまったことを許さないなんてことが想像出来ないんですが果たしてどうなるんでしょうか。
*13話を読んで
恐らくカイトは他の3人を赦す存在になるんだと思います。
*14話を読んで
幼馴染のスミレの動向によってはギフトにすら牙を剥くかもしれませんが私はこの男を信じたい。
カイト、君こそがこの作品の良心であり心は大人だってとこを見せつけてくれ!
画材屋のお爺さんみたいになれるかなぁ???
でもカイトも子供だからなぁ・・・
*15話を読んで
カイトはギフトに対して今迄と全く変わらず接していました。
心強い事この上ないですね、カイトは本当にいいやつだなぁ。
これはギフトは知る由もない事ですがカイトの揺るがない友情パワーがシンシャを論破して叩きのめして物語は終わりそうです。
角見シンシャ (かどみ しんしゃ)
名前から紐解く
シンシャは検索すると「辰砂」と出てくるんですがこれまた毒性の強い水銀製造や赤色絵の具の主要鉱石みたいです。
またこの辰砂は一種の釉(うわぐすり)とも。
苗字の角見は弓道なんかで使われる言葉であるみたいのんですがあちらは読みが「つのみ」となっているのでどうも違うみたいです。
なので純粋に角から見る、性格的にも角が立っている「角見」ということなんじゃないですかね。
ジャンプ+アプリのコメント欄1ページ前に面白かったらいいジャンしてね!という広告ページがあるんですがそこでも一人だけ角にいるのが印象的です。
キャラクター性
名前から見てもかなりキツイ性格をしていますシンシャさん。
角が立つ物言い、性格も刺々しいというか禍々しさすらありますね。
美術的センスがずば抜けているギフトから見てもセンスがあり勉強も出来る文武両道。
特に一話のギフトの絵の具を盗んだところを盗撮したところからどんどん厄介な女になっていくんですがこの作品で一番名前とキャラクター性が一致してる人だとも思います。
頭もキレるし周りも見れるけど倫理観が一番ぶっ飛んでる訳です。
ただそんな切れ者でも人間として円満になるには角が取れないといけませんよね。
この作品の最後では倫理観さえ円熟するパーフェクトな人間として完成するのではないかと期待しております。
勿論そのエスコートはカイトがしてくれるのではないでしょうか。
12話でカイトにわざわざ接近した理由が実は恋心でしたなんて展開も見てみたいですが、果たしてそんな展開本作にあるのかなー?
*13話を読んで
あーこれは性格が完全にネジ曲がってますね。
これはカイトにズタボロにされても文句言えないなw
シンシャさん性格が荒んでいるどころじゃありませんでした、倫理観も行動力もそこら辺の人と比べてはいけませんでした。
*14話を読んで
シンシャさんやっぱカイト目当てだったんかーいw
それにしても周りを埋めて自分に振り向かせようとしても失敗したからってギフトを使って周りの人間を傷つけるとはぶっ飛んでますね。
これは真相を知ったカイトはシンシャさんにブチ切れそうです。
*15話を読んで
シンシャさんは自分に矛先が向いてしまったことに対して結構冷静に対応しようとしていますが彼女が何処までなんの秘密を暴露する気なのかまだ私達にもわかりませんね。
彼女も年相応の子供なのだとしたら短絡的な話をして自分が優位に立てるような事を言うかもしれませんがそれが優位に立てるとも限らないわけで。
本作はシンシャさんの悪知恵というかやりたいように動いてきた訳ですが、ギフト並みに周りの人間を見下していて名前から予想している通りカイトに今の性格のままやってきたことの精算をさせられてしまうのではと勝手に予想しております。
更に一つギフト以上に分が悪い事に友達が一人もいないのが実は本作シンシャさんだけなんですよね。
一人きりの暴走の行く末はどうなるのか見届けましょう。
心泉スミレ (ここみ すみれ)
名前から紐解く
スミレの漢字は”菫”。
漢字の意味からは根に猛毒を含む”トリカブト”の意味もあるようで。
苗字の心泉と調べても心の泉くらいしか出てきませんでした。
なのでこれも普通に漢字同士素直に心の泉と思う事にします。
シンセンなんて読むとまた違う神泉なんかも出てきますがこの作品であえて心の泉とされていますので邪推は必要ないでしょうね。
キャラクター性
実は医者の両親からの抑圧から反発して身体に複数ピアスを開けていたギャップが凄い娘。
カイトの幼馴染であり美人で学校でもかなりの人気者。
ギフトの絵に惹かれてギフトに告白されたときあの絵を描いた人が好きだと気付いたってのもなんというか詩的というか回想がいいんです。
ギフトと二人だけの秘密の共有をしたりと今後のギフトにとっては新しい心の拠り所になってくれるといいんですが、名前が中々不吉なんですよね。
ギフトを更に蝕むキャラクターにならないといいんですが。
*14話を読んで
スミレさんここから毒をギフトに振りまいて行きそうですね。
シンシャさんにハメられてこんな事になっている一番の被害者ではあり、秘密を共有していたはずの唯一の人間に裏切れられたスミレさん。
子供でしかも女性、しかも学校カースト上位を敵に回すということは学生生活の詰みに近いことになりそうですが果たしてスミレさんの感情は何処へと向かうのでしょう。
まぁギフトもう学生生活終わったっしょw
*15話を読んで
ということでやはり友達がいるスミレさんは裏切られた事を友達に相談してしまったようでギフトは立場がなくなりました。
でも思っていた以上に呆気なく彼女の毒も効き目がなくなるのかなーなんて思ってしまいましたがどうなりますかね。
取り巻きの子がやたらといばってるのでシンシャさんの悪事を知ったらスミレさんを守るためにいの一番に動いてしまいそうですが果たして?
まとめ
完全に私の願望と妄想が多いですけどキャラクターの名前とタイトルは凄く練られている作品なのは間違いありません。
他の青春物語とは一線を画していますが好きじゃない人はとことん好きにはなれないでしょうね、それだけ人を選ぶ作品だと思います。
ただ批判的なコメントが多くは書かれていますがそれだけこの作品に惹き寄せられていることの裏返しでもありますしコメント欄含め私は大好きな作品ですね。
ライブ感って言うんでしょうか?連載中の今だからこそ味わえる此の感覚たまらないですね。
それでは。