昨年、ロバートたちと行った松島。

これは宮城県民として誇りなのですよ、とても美しい海と島々。おいしい食事。


しかし、テレビのニュースには、松島のダメージは映ってこない。なんで?


こんな風に考えていると、とある記事を目にした。

松島は、無事である、と。


松島には、大小さまざまな島がいくつもある。この島々が、津波の威力の緩衝材の役割を果たし、結果として、津波の巨大な破壊力が、ほんの小さな被害をもたらすにとどまったという。もちろん、島の形が変わったものも少なくない。しかしながら、これらの島々が松島を救ったのだ。


また、松島から東にいくと、石巻がある。矢本地区に航空自衛隊の基地がある。

ワタクシの友人はここの隊員。しかも、地震直後から数日間にわたり安否が不明だった。ニュースによると、津波はこの基地を一瞬にして壊滅させたようだ。彼の母親は、前述した透析患者の夫を持つ方なんだが、彼女と話すとき、息子さんのことを考えては泣き崩れて、なんと声をかけてよいのか、と本当にやるせない気持ちだった。

しかし、その後4日ほどして、無事が確認されたのだ。津波から難を逃れた彼は、その後ほとんど休まずに救援活動に明け暮れていたのだ。実家への連絡も、携帯不通でなかなかできなかったのだ。本当によかった。


また、この地区でもうひとつの奇跡があった。


仙台のユースに所属する15歳の中学生、藤澤恭史朗君が東北地方太平洋沖地震で津波に流されながらも、同じく津波で流されてきた2人の親子を助けていたことが分かった。


感動した。