三ノ越を過ぎた頃から 足の調子がおかしい?

なんとなく つりそう・・・?

それでも 休憩しながら登ったけど やはり 「こむら返り」には勝てなかった。


ガレ場で座り込んだ時 下から登って来た人に 足の裏を押してもらったけど どうにもならず その場に立ちすくんでしまった。

道行く人が ブドウ糖や、アミノバイタルを下さった。

中には こむら返りに効くと言う 薬を下さった方もいました。

携帯用の酸素も頂いたし、冷却スプレーで痛みを和らげて下さった方もいらっしゃいました。

倒れ込んでる時 ずっと私の足を指すってくださってる方もいらっしゃいました。

みなさん 見ず知らずの人 本当にありがとうございました。


ガレ場で 少し休んでいたけど 足の裏を押して下さった方が 雄山の山荘の方を呼んで来てくださり そこから動けないだろうと判断されて 山岳救助隊の方に 救助の要請をしてくださいました。

山岳救助隊の方は 他の救助に当たっていて 40分くらいで 私がいる場所に到着すると言うことでしたが その間 私の意識はもうろうとしていたようです。

スパッツの上からアイシングをしたからなのか?急に寒さが襲って来て 山荘の方が 毛布を持って来て下さったけど それでは足らなくて また 取りに行ってもらいました。

毛布 4枚着込んでも 震えるくらい寒かった。

もちろん レインスーツを着て 毛布を着ても・・・です。

そうしたら 温かいココアを運んでくださり・・・本当に お世話になりました。


そうこうしているうちに 救助隊の方が到着し これから どうするか・・・って事で 私をおぶって下山する事になりました。

しかし 私と荷物をあわせたら 60kgくらいはあるんですよ。

どうやって下山するの?って思ったら 「大丈夫 それくらいは訓練してるから」って言われ 私は ロープでくくられて 救助隊の方の背中におぶってもらいました。

それからも 意識はもうろうとしていました。

ところどころ 「道をあけて下さい」とか

「がんばってぇ」って声が 遠くで聞こえてたように思います。

雄山神社本社を目の前にしての下山。

とりあえず そこから 一ノ越山荘まで下山して 少し休憩し、室堂まで下山しました。


室堂の立山センターの中に 山岳救助隊があり そこで 少し横になっていました。

血圧を測ったら 血液中の酸素が少なくなっていて 暫く酸素ボンベで 酸素を吸ってました。

どうやら 軽い高山病にかかっていたようです。

普段の 寝不足・・・運動不足がたたった結果のようです。


とりあえず 少し横になったら なんとか歩けるようになり 警備隊の方には 室堂の駅まで送って頂いて 私はそのまま扇沢まで帰って来ました。

 

山岳救助隊って TVでは見た事あるけど まさか 自分がお世話になるとは思ってもみませんでした。

本当に 多くの方にご迷惑をかけてしまい また お世話になりました。

どうも ありがとうございました。


次回は 体調を整え 再びチャレンジするつもりです。