ユーストリーム放送よ今夜22時からの蜂寅企画のユーストリーム放送「tiger&bee」にゲスト出演してまーす(^-^)/~~http://www.google.co.jp/gwt/x?hl=ja&client=twitter&u=http%3A%2F%2Ft.co%2Fc5YJtTuo&guid=on良かったら聞いてみてくださいませm(_ _)m次回公演、鋭意制作中でございます(^-^)/~~どうぞよろしく!
三題噺 第十二話「駅、青空、進路」***********気づいてしまった人と気付いていないままの人がいることに、気付いてしまった。高校生のときだ。電車に乗っていて友達と何気ない、他愛のない話をしていたときのことだ。突然、なにかに殴られるようにぼくは気付いてしまった。笑っていても笑っていない、笑ったほうがいいというルール、見ないようにしていたもの、見ていないフリをしている自分、聞こえている音、聞きたくないことを拒む心、言葉では説明できないこと、言葉でしか説明できない現実、そして涙が止まらなかった駅のホーム。全部見てしまった、一瞬で全部見えてしまった。何故。やっちまった。知りたくなかったのに、見えたくなかったのに、もう戻れない、絶対に。そのボディブローに悶えた数日後、教室で新しいことに気付いた。「お前もか、香奈。」それだけでわかりあえた。香奈といると安心と絶望が同時にやってくる。気付いてしまった者同士「一人じゃない」と安心し、「この関係に先がないことをお互い知っている」ただじゃれあってみたり、忘れてみたり、呆けてみたり、話しをしたり、とにかく、心の隅までわかっているという感覚に全てを溶かした。幸せだった。「雪広、私東京いくわ」「ああ」わかってる。お前のことは全部。だからオレは「がんばれよ」と心にもないことを言って、進路希望書に目を戻した。***********一言メモ:気付いてしまったらもうフリは出来ない。雪広これからどうするんだろう。