「よくぞうつになってくれた!」~アドラーカウンセラー養成講座~ | 【横浜】新しい時代を生きる子どもと共に 心と体から発達を「くすっと」子育て

【横浜】新しい時代を生きる子どもと共に 心と体から発達を「くすっと」子育て

アドラー心理学で心を整え、
原始反射統合で体を育てることで人はいつからでも発達します。
人の発達について発達障害者だけと捉えないで下さい。
人の数だけ発達には個体差があるのです。
子どもも大人も共に発達していきましょう

こんにちは!
くすっと子育て野口勢津子です


私はこの秋
ヒューマン・ギルド
「アドラーカウンセラー養成講座」
を受講しています


きっかけは
先輩アドレリアンの野尻さんに

「カウンセラーになるつもりがなくても
勇気づけリーダーとしてやっていくなら

養成講座の内容は
アドラー心理学の理解も深まるし
絶対役に立つ!」

と強く勧めてくれたからです

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

そんなずれた動機でしたが


お勧め通り
まだ一日目だけなのに
今まで曖昧だった部分も
岩井先生に直接伺うことが出来て
また一つ理解が深まりました


講座の最初は
アドラー心理学の理論を確認する時間。

教科書に沿って
一つずつグループに分かれて
話し合います


「目的論」・・・すべての人間行動には
目的があります。

ひとつひとつの行動の目的は
結局は
人生の究極目標につながっています。


と書かれた部分で

「勇気をくじかれた人や
うつなどの症状がある人も

この「目的論」は当てはまるのか。」

質問させて頂きました。


上に挙げたような
一見前を向くことが出来ない
状態にある人たちも


人生の究極目標へ向かった
行動をとっているのか・・・


この質問には
参加された方から
様々な意見があがりました。


「うつの症状になった人は
『自分から望んでその状態に
なりたくはなかった』というけれど

『うつ』であることで
人生の課題に取り組むことを
堂々と避けることが出来ているのでは
ないか?」



「つまり、心の中では
『うつ』になることを望んでいたのでは?」



などなど・・。


岩井先生から
「アドラー心理学は理論なので
生きていくために便利なものの見方の一つであり

治療が必要な疾患と分かった場合は
カウンセリングで何とかしようとするのではなく
医療機関を紹介するなど
必要なアドバイスをした方がいい」


と適切なアドバイスも頂き
話し合いがまとまりかけたその時


「このような考え方も
あるのではないでしょうか?」


と一人の女性が声を挙げました


(本来講座内容は
個人情報に触れるため
詳細は取り上げませんが、

ご本人に掲載の許可を
頂いたので書かせて頂きます)


「確かにうつになったり
引きこもりになったりしている人は


人生の課題に向き合えずに
自らその状態を引き起こしている
という考えもあると思います。


ですが、
私は



その人たちが
生きているのが辛いくらい
人生の困難が降りかかって

もう生きていく希望もない状態なのに

無意識か否か
自分の体が必死に
「うつ」や「ひきこもり」の状態を
生み出して

もっと最悪の状態になるのを
防ごうとしたのだとしたら。

私はその人に

「よくぞ『うつ』になって
もっとひどい状態になるのを
食い止めてくれた」


と声を掛けたいと思うのです。」





ガーンと
大きく頭を叩かれたような
衝撃でした。


彼女の言葉は
困難の最中にある人たちに
どれだけの勇気を与えてくれるでしょうか。


「勇気づけは『態度』から始まる」


この言葉を体現している彼女は


苦しい人生を歩んでいる人に
尊敬と礼節を持って接する態度を
教えてくれました。


最近話題の
「嫌われる勇気」を読んだ方から

「アドラー心理学は
事実を突きつけられて
結構厳しいことをいうよね」

と言われたことがあるのですが


これはきっと
「原因論」的に
「あなたが人生に向き合えないのは
あなた自身に理由があるからだ!」

と解釈されたからでしょう。


例えるなら


サスペンスドラマのクライマックス。


切り立った崖の上

追い詰められたあなた。


にじりよる刑事役の主人公。


足場の不安定な場所にいる犯人。
後ろは一面の海。


一歩踏み外せば命を落とすかもしれない場所で


「うつを引き起こしたのは
あなた本人です」



(画像はお借りしました)


と言われても
まったく共感された気持ちには
なれません


勇気づけに必要な態度には
「共感」
「信頼」
「尊敬」

の3つが土台にあります。


知識を知恵に変えて
自らの人生に問い続ける。


「よりよい共感とはなんだろう」
「よりよい信頼とは」
「よりよい尊敬とは」


そんな風に考えながら
日々実践するのが
アドラー心理学なのだと思います


講座が終わった後
勇気を出して発言してくれた彼女に

感謝の気持ちを伝えたくて
話しかけましたら

「私はこれまで
永藤かおるさんの本や

岩井俊憲先生の本を読んだり

ヒューマン・ギルドで学んだ事を
発言しただけなので
私の意見ではないんです」


とおっしゃっていました。


ですが、
たとえ学んで得た言葉だとしても

彼女が心から理解して
あの場で伝えてくれた時

彼女の「想い」「経験」として
確実に私の心に届いたのは事実です。



私も彼女のようにありたい。
勇気づける態度を見せてくれた出会いに
心から感謝します。

永藤かおるさんの本
「うつ」な気持ちをときほぐす 勇気づけの口ぐせ (アスカビジネス)/明日香出版社
¥1,512
Amazon.co.jp

岩井俊憲先生の本
(いっぱいありますがこちらを今回は紹介)
「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 働く人のためのアドラー心理学/朝日新聞出版
¥1,404
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