山登りにたとえて発達障がいを紹かいしよう | 【横浜】新しい時代を生きる子どもと共に 心と体から発達を「くすっと」子育て

【横浜】新しい時代を生きる子どもと共に 心と体から発達を「くすっと」子育て

アドラー心理学で心を整え、
原始反射統合で体を育てることで人はいつからでも発達します。
人の発達について発達障害者だけと捉えないで下さい。
人の数だけ発達には個体差があるのです。
子どもも大人も共に発達していきましょう


こんにちは
横浜市都筑区・港北ニュータウンを中心に
勇気づけのELM講座をお届けする
野口勢津子です 


午前中から講演会に行ってきたのですが
道に咲くコスモスが満開
見上げるといつのまにか
街路樹は赤く染まり始めていました


気温も秋を感じやすいですが
自然から季節の移ろいを感じるのも
豊かな気持ちになりますね 



 


午前中の講演会というのは
横浜市総合リハビリテーションセンター 
ぴーす新横浜 園長
日戸 由刈先生のお話しです


詳しい内容は今回は取り上げませんが


発達障がいという捉え方が
最近変わってきている



ことをお話ししたいと思います


というのも


・「うちの子発達障がいなのでは?」
・「発達障がいとよく聞くけどそもそもどんな障害なの?」



など
「発達障がい」という名称だけが独り歩きして

いたずらに不安を招いているような気がするからです


今回は私なりにくすっとわかりやすく
お届けしますね 


発達障がいとは
通常、人の成長には
発達の順序に沿った段階があるのですが
脳の一部の分野の収縮などの理由で

「アンバランスな発達」をする

ということです


発達が「スムーズにいかない」
何らかの理由があるという訳です


つまり
子ども自身が障害なのではなく
子どもが成長する過程に「障害」があるのです

ここを混同してしまいがちですが
困っているのは「子ども自身」
ということですね


話を戻しますが


最近はそういった名称から受ける誤解を避ける事も一部の理由として
「発達障がい」と言わず
「自閉症スペクトラム」と名称が変わっています


「ADHD」「アスペルガー」など
特徴ごとに診断されていましたが

研究が進み
自閉症にみられる共通した特徴が
様々な発達障がいにもみられる事

そして定型発達(いわゆる健常児といわれる子ども)
の「個人差」の中にもこの特徴がみられることから

すべての子どもを
障がいの診断が「ある」「なし」ではなく
自閉症症状の連続体(スペクトラム)と捉え

これからは
子ども自身が生活をしていくのに
不便を感じるかどうかに焦点をあて

本人がサポートを必要としているなら
重度、軽度に関係なく必要な補助を受けられる


と捉え方が変わりました



では!

これを山登りにたとえてみますね


人生という大きな「山」


だれもが頂上を目指して一歩一歩進んでいきます


これまで
「発達障がい山」
「健常児山」
別々の山を登っていましたが

これからは

ひとつだけの

「自閉症スペクトラム山」になりました


Aちゃんはちょっと落ち着きがないところもあるけれど
山登りには全く問題なし。
一人の力でずんずん進んでいきます
(サポートはいらないようです)

Bくんは体力には自信がありますが
先が見えないコースを登るのは不安
立ち止まっていましたが
「先行き見通し地図」を渡したら
元気に登り始めました


Cちゃんはまぶしいのが苦手。
「サングラス」を渡したらもう平気


Dくんはみんなで登るのが苦手。ひとりで登りたいよー


Eさんは誰かが手を引いてくれたら平気みたい・・


こんな風に


必要なサポートに合わせて
ちょっと周りの手を借りる。




そう思うと「発達障がい」って
必要以上に不安に思う必要もないですね


あなたのまわりには
サポートを待ってる人がいるだけです



きっと
「発達障がい」専用の特別なサポートがある

そう思っていた人が多かったと思います



案外

サポートに必要なものは

すでに
あなたが持っていて

気軽に「どうぞ」って

貸せるものかもしれませんよ 

 

そして
子育てのサポートに有効なのが
「勇気づけ」

子どもの発達の特長に合わせて
使い方のアレンジは必要だと思いますが


子育てに大切な事は
みんな同じ。



ですから
野口勢津子はELM講座を
「発達障がい」にも有効 などと
特別な区別をしません 


子育てをハッピーにするために
サポートが必要な人は
一緒に勉強しましょうね 

山登り 



 
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