心理学と言うと見透かされるとか、なにか


コントロールされるようなイメージがある


らしい。


 確かに本屋に行くと「~できる心理学」


とか、「相手を~できる心理学」みたいな


本が並んでいる。真偽のほどは別として


自分が学んできた心理学は、相手がなぜ


そんな事をするのか、そんな考えなのか。


自分がどうしてそうしてしまうのか。行動、


言動のなぜをひもといていく。相手を


変えることは出来ない。自分の受取り方が


変われば、目の前の事実は変わらなくても


現実は変わる。自分を理解すること。そして


相手を理解すること。全て理解できなくても


そうしようとすることで距離が近くなる。


あいつはおかしい、わからない。ではなく


なぜそうなんだろうと思うだけで良い。


自分だって、わかってほしいと思うのと


同じで、相手だってわかってほしい。


お互いさまである。


 でも今問題なのは、相手よりも、自分を


わかっていないこと。厳しい世の中ゆえ


自分に向き合い、自分を理解しようとして


いない。教育や常識、世間体などで自分を


縛っている。自分を理解してそのうえで


我慢しているなら良いが、我慢した事すら


忘れていたら、問題を問題と認識していない


のと同じ。思い通りになるならないは別として


見つめる時間が必要だと思う。


どうやって見つめるかというと、1日なり


1週間の行動を書き出し、その行動が


やりたい事か、やらねばならない事か


確認する。やらねばならない事が多い


時は、自分との約束を守っていないと


言う事。自分との約束の比率を上げれば


楽になるはず。自分が楽になれば、相手を


責める事も減る。自分が変われば結果


相手も変わるのである。